サンプル シナリオ

以下のサンプル シナリオは、ユーザが自分のカタログまたは別のユーザのカタログの使用を委任する場合の事例について示しています。

シナリオ 1

非常に多忙な CIO が、会議に出席するため、自分のカタログを秘書に委任し、10 のアイテムについて代わりにリクエストを作成およびサブミットするよう依頼しました。

これらのアイテムは秘書のカタログでは使用できないため、CIO はリクエストが確実にサブミットされるよう自分のカタログの使用を秘書に委任します。 CIO がいない間、秘書は委任先ユーザとして CIO のカタログを使用し、CIO の代わりに 10 のアイテムをリクエストします。

リクエストのすべての履歴、監査、ログ レコードには、秘書が CIO の代わりにリクエストを作成およびサブミットしたことが示されます。

シナリオ 2

このシナリオでは、管理者(ユーザ A)が、別のユーザ(ユーザ B)のカタログの使用を他のユーザ(ユーザ C)に委任するケースについて説明します。 これを行うには、スーパー ビジネス ユニット管理者(stadministrator)またはサービス提供管理者(spadministrator)のロールが必要です。

このシナリオでは、同じ CIO が同じ会議に出席する必要がありますが、自分ではなく、部下である部長の 10 のアイテムをリクエストするよう依頼しました。 その部長は休暇中で CA Service Catalog にアクセスできませんが、来週仕事に戻ったときにそれらのアイテムを必要とします。

この場合、CIO は自分ではなく部長のカタログの使用を秘書に委任します。 CIO がいない間、および部長が仕事に戻ってくる前に、秘書は部長のカタログを委任先ユーザとして使用し、部長のために 10 のアイテムをリクエストします。

リクエストのすべての履歴、監査、ログ レコードには、秘書が部長の代わりにリクエストを作成およびサブミットしたことが示されます。

シナリオ 3

同じ CIO が、自分用にリクエストを作成し始めましたが、緊急事態に対応するため、リクエストの作成をすぐに中止して保存する必要があります。 緊急事態の対応に長くかかることがわかったため、CIO はリクエストをキャンセルし、秘書に委任してリクエストを作成およびサブミットするよう依頼します。

該当する場合、リクエストのすべての履歴、監査、ログ レコードには、委任元ユーザがリクエストを作成したが、秘書が代わりにリクエストを編集およびサブミットしたことが示されます。