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dpmzone-createzone コマンド -- ゾーンの作成(Funclet)

dpmzone-createzone コマンドは、Solaris 10 ホスト上でカスタム パラメータを使用してゾーンを作成します。

このコマンドの形式は、以下のとおりです。

dpmzone-createzone
-host hostname
-name zonename
-path zonepath
-type type
[-autoboot]
[-if_type name]
[-ip ip]
[-pool_name pool]
[-sched_type sched]
[-phy_mem pmem]
[-swap_mem smem]
[-lock_mem lmem]
[-desc desc]
-host hostname

Solaris ゾーン サーバを指定します。 このパラメータは、大文字と小文字を区別します。

-name zonename

新しいゾーンの名前を定義します。

-path zonepath

グローバル ゾーンから現在のゾーンへのパス名を定義します。

-type type

ゾーンのタイプを定義します。 オプションは、以下のとおりです。

native

アプリケーションを実行する、Solaris 10 オペレーティング環境の非グローバル ゾーンを作成します。

branded

アプリケーションを実行する、非ネイティブ オペレーティング環境を含む非グローバル ゾーンを作成します。

デフォルト: native

-autoboot

システム起動時にゾーンを自動的に起動するように指定します。

注: ゾーン サービスがサーバ上で無効になっている場合、このプロパティの設定に関係なく、ゾーンは自動起動されません。 サービスを有効化するには、以下のコマンドを使用します。

svcadm enable svc:/system/zones:default
-if_type name

ゾーンで使用するネットワーク インターフェースを指定します(例: eri0)。

-ip ip

ゾーンの IP アドレスを定義します。

-pool_name pool

ゾーンを関連付けるプールを指定します。

-sched_type shed

共有に基づいた CPU 時間の割り当てに使用する、スケジューラのタイプを指定します。 共有されるのは、プロジェクトに割り当てられたシステム CPU リソースの一部です。 オプションは、以下のとおりです。

ts

すべてのプロセスに適正に CPU リソースを割り当て、特定のプロセスに CPU リソースを集中させないタイム共有スケジューラを指定します。 ts は Solaris オペレーティング環境のデフォルト スケジューラです。

fss

共有に基づいて CPU 時間を割り当てることができる、フェア シェア スケジューラを指定します。

-phy_mem pmem

ゾーンに割り当てる物理メモリを定義します。 この数値にはスケール(K、M、G、T)を適用できます。たとえば、1M は 1 メガバイトです。

-swap_mem smem

ゾーンに割り当てるスワップ メモリを定義します。

-lock_mem lmem

ゾーンに割り当てるロック済みメモリを定義します。 ロック済みメモリはページングできません。

-desc description

(オプション)ゾーンの説明を定義します。

WebServer4 という名前のゾーンを作成します。

dpmzone-createzone -host MySolarisServer -name WebServer4 -path /Zones/Apache
-type native -autoboot -if_type eri0 -ip 192.168.100.100 -pool_name WebServer
-sched_type fss -phy_mem 1024M -swap_mem 2048M