setpoolscheduler コマンドは、リソース プールに使用するスケジューラのタイプを設定します。 リソース プールには、フェア シェア スケジューラ(FSS)とタイム共有スケジューラ(TS)の 2 つのスケジューラ タイプがあります。
このコマンドの形式は、以下のとおりです。
dpmzone setpoolscheduler
[-sc sc_host]
-host hostname
-pool_name poolname
-sched_type sched
[-pre]
[-post]
[-locale iso639value]
(オプション)サービス コントローラのホスト名を指定します。
Solaris ゾーン サーバを指定します。 このパラメータは、大文字と小文字を区別します。
パーティション分割可能な、関連付けられているリソース グループを指定します。
共有に基づいた CPU 時間の割り当てに使用する、スケジューラのタイプを指定します。 共有されるのは、プロジェクトに割り当てられたシステム CPU リソースの一部です。 オプションは、以下のとおりです。
すべてのプロセスに適正に CPU リソースを割り当て、特定のプロセスに CPU リソースを集中させないタイム共有スケジューラを指定します。 ts は Solaris オペレーティング環境のデフォルト スケジューラです。
共有に基づいて CPU 時間を割り当てることができる、フェア シェア スケジューラを指定します。
(オプション)操作を実行する前にイベントを生成するかどうかを指定します。
(オプション)操作を実行した後でイベントを生成するかどうかを指定します。
(オプション)デフォルトの英語出力より優先させるロケールを、IS0 639_3166 の組み合わせ(たとえば フランス語の場合は fr_FR)で指定します。コマンド プロンプトのロケールを使用する場合は "native" を指定します。
例: プール スケジューラを FSS に設定する
以下の例は、リソース プールのスケジューリングにフェア シェア スケジューラを使用するように設定します。
dpmzone setpoolscheduler -host SolarisServer -pool_name test_pool -sched_type FSS
例: プール スケジューラを TS に設定する
以下の例は、リソース プールのスケジューリングにタイム共有スケジューラを使用するように設定します。
dpmzone setpoolscheduler -host SolarisServer -pool_name test_pool -sched_type TS
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