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SNMP トラップ レシーバ設定ファイル

trapreceiver.conf 設定ファイルは、SNMP トラップ レシーバの設定がすべて含まれた、XML のようなファイルです。 必要に応じてこれらの設定を変更できるように、このファイルが提供されます。 設定を変更することによって、トラップのブロックを有効にしたり、トラップをフォーマットしたり、 トラップを CA Server Automation Event Manager に送信したり、トラップを CIM_SNMPTrapIndications に変換することができます。 これらのトラップは Product Management Modules (PMM)に送信できます。 すべての設定において、Apache を再起動することなくファイルを動的に設定できます。ただし、SNMPPort については、Apache を再起動する必要があります。 他のすべての変更はそれらを保存してから 30 秒後に有効になります。

Install_Path¥CA¥productname¥config ディレクトリ内に trapreceiver.conf ファイルを配置し、テキスト エディタで開きます。

設定パラメータには以下が含まれます。

SNMPPort

受信 SNMP トラップにトラップ レシーバが接続してリスンする UDP ポートを定義します。 別のアプリケーションがこのパラメータによって指定されたポートに接続された場合、トラップ レシーバは開始されません。 代わりに、メッセージをイベント マネージャにログし、30 秒ごとにそのポートへ再接続しようとします。 このパラメータが新しいポート番号で変更された場合、トラップ レシーバは新しいポートに接続しようとします。

デフォルト: 162

: トラップ レシーバが SNMP ポートに接続された後で SNMPPort の設定を変更する場合は、Apache を再起動して新しいポートを有効にします。

TrapStormTimer

トラップの処理が重複しないようにします。 設定可能値は、同一のトラップが TrapStormTimer 値の設定よりも頻繁に受信されないようにします。 この値が 0 に設定されている場合、トラップ ストームは無効になります。

デフォルト: 30

PreFilter

設定ファイル内の Converter コンポーネントまたは Subscriber コンポーネントによって評価される前にすべての受信 SNMP トラップをフィルタします。

デフォルト: すべてのトラップ

FilterType

PreFilter にのみ適用されます。 オプションは、以下のとおりです。

positive

処理に渡すことができるトラップを特定します。

negative

ブロックされるトラップを特定します。

デフォルト: <FilterType>negative</FilterType> または <FilterType>positive</FilterType> が含まれていない場合は positive。

: [negative]プレフィルタのすべてのフィールドに対してアスタリスク * を指定すると、すべてのプレフィルタが無効になり、トラップはブロックされます。

ConvertToDCAEvent (フィルタと形式を含む)

変換されたトラップに説明的な名前を指定します。他のトラップ名を指定する場合は重複できます。

: <Converter Name="eHealthTrap25">

形式

%s が含まれる文字列を指定し、形式文字列の下にある varbind 値のリストによって定義される値を示します。

varbind

形式文字列で %s を置換するために使用される変数を指定します。

有効な値は以下のとおりです。

SourceIP

EnterpriseOID

GenericTrapID

SpecificTrapID

: SpecificTrapID フィルタ エントリは、受信トラップからの汎用タイプが 6 (enterpriseSpecific)である場合にのみ評価されます。 GenericTrapID が * で、受信トラップからの汎用タイプが 0 ~ 5 である場合、GenericTrapID と SpecificTrapID の両方が一致します。

Varbind1、Varbind2 - トラップ内の予期された varbind の数以下。 形式以下の変数の数は、形式内の %s 値の数と一致する必要があります。

EventSource

(オプション)トラップの SourceIP を別の値(受信トラップの特定の varbind など)に置換します。 ノードからではなく、マネージャから送信されるいくつかの受信トラップは、トラップから送信されています。

デフォルト: SourceIP

EventTarget

(オプション) localhost ノード名を受信トラップからの値(特定の varbind など)に置換します。

デフォルト: localhost

SubscribedIndicationHandlers (フィルタとトピックを含む)

サブスクライバに説明的な名前を指定します。他のトラップ名を指定する場合は重複できます。

例: <Subscriber Name="SUNZoneAim_PMM">

トピック

メッセージが CA Server Automation に送信される、ActiveMQ トピック名を指定します。

フィルタ

これらの設定はフィルタとプレフィルタに適用されます。 これにより、受信トラップが評価されて、各 Converter または Subscriber が受信トラップを使用するかどうかを決定できます。 プレフィルタがトラップをブロックすると、他のフィルタはそれらを評価しません。

SourceIP

IP アドレスの範囲のサブセットである任意の正規表現の文字列変数を指定します。

例:

111.*.*.*

112.223.*.*

112.223.334.5

*

制限: IPv4 アドレスのみ。

EnterpriseOID

エンタープライズ OID の範囲のサブセットである任意の正規表現の文字列変数を指定します。 正規表現に表示される任意のピリオド(.)の前に円記号(¥)を使用します。 ピリオド(.)は正規表現構文では特殊文字です。

GenericTrapID

トラップ PDU (Protocol Data Unit)の[TrapType]フィールドを比較するために使用される、整数ベースの正規表現を指定します。 有効な値は、*、1 桁の整数 0 ~ 6、または範囲(0 ~ 1)または(0 ~ 6)です。

有効な SNMP TrapType 値には以下が含まれます。

coldStart(0)

warmStart(1)

linkDown(2)

linkup(3)

authenticationFailure(4)

egpNeighborloss(5)

enterpriseSpecific(6)

SpecificTrapID

トラップ PDU の[TrapType]フィールドを比較するために使用される、整数ベースの正規表現を指定します。

有効な値は、以下のいずれか 1 つになります。

*

1 桁の整数

範囲(1200 ~ 2225)から(165201 ~ 165299)

コメント

同じ行または別の行にコメントを指定します。

<!--

コメントの開始を定義します。

-->

コメントの終了を定義します。

例:

<!-- ポートがすでに接続されている場合、動的に変更されません。 Apache を再起動します。 -->