前のトピック: SNMP 用の Windows の設定

次のトピック: イベント転送のための CA Server Automation の設定

sysedge.cf ファイルの編集による SNMPv1 トラップの設定

SystemEDGE¥data¥port<n> ディレクトリにある sysedge.cf ファイルには、SNMPv1 トラップ コミュニティの定義が含まれており、これが、SNMPv1 トラップ メッセージの送信先を SystemEDGE に指示します。 SystemEDGE のインストール中に、または sysedge.cf ファイルの編集によって、トラップ送信先および SNMPv1 コミュニティを設定できます。 任意の数の管理システムにトラップを送信するようにエージェントを設定できます。

sysedge.cf ファイルを編集して SNMPv1 トラップを設定する方法

  1. SE_Install_Dir¥data¥port<num> ディレクトリ(Windows)または SE_Install_Dir/config/port<num> ディレクトリ(UNIX、Linux)に移動して、sysedge.cf ファイルのバックアップ コピーを作成します。
  2. テキスト エディタで sysedge.cf を開き、ファイルの上部でトラップ送信先セクションを見つけます。

    トラップ送信先セクションには、トラップ送信先およびコミュニティの簡単な説明が含まれます。

  3. SNMPv1 トラップを送信する管理システムごとに、トラップ送信先セクションの最後に行を追加します。 構文は以下のとおりです。
    trap_community community-name [IP-address | hostname] [port-number] 
    
    community-name

    SNMP コミュニティを指定します(public や admin など)。

    IP-address

    (オプション)ターゲット システムの IP アドレスを指定します。

    デフォルト: 127.0.0.1

    hostname

    (オプション)ターゲット システムの名前を指定します。

    デフォルト: localhost

    port-number

    (オプション)トラップの送信先のポートを指定します。

    デフォルト: 162

  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. 以下のいずれかを実行します。

sysedge.cf に以下の行を追加して、mycommunity というコミュニティ名のトラップを 2 つのシステムに送信します。 最初のシステムの IP アドレスは 192.168.5.26 です。 2 番目のシステムはホスト atlanta-noc で、ポート番号 1692 でリスンします。

trap_community mycommunity 192.168.5.26
trap_community mycommunity atlanta-noc 1692

注: sysedge.cf が定義するのは SNMPv1 トラップ コミュニティのみです。 SNMPv2c または SNMPv3 トラップの設定の詳細については、SE_Install_Dir¥doc ディレクトリ(Windows)または/opt/EMPsysedge/doc ディレクトリ(UNIX、Linux)にインストールされた「SystemEDGE ユーザ ガイド」を参照してください。