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リソース割り当ての共有

共有は、共有相手に対する仮想マシン、リソース プール、または vApp の相対的な優先度または重要性を指定します。 ある仮想マシンに、別の競合仮想マシンの 2 倍のリソース共有がある場合、2 倍のリソースを消費できます。

共有には、通常、自然数を指定します。 デフォルトを使用するか、または各仮想マシンに共有の特定の数値(相対値)を割り当てることができます。

共有の指定は、リソースを共有する仮想マシン、vApp、またはリソース プールに対してのみ影響します。 リソースを共有する仮想マシンまたはリソース プールは階層で同じ親を持ちます。 予約および制限によって制限される相対的な共有の値に従ってリソースを共有します。 仮想マシンに共有を割り当てるときには、オンになっている他の仮想マシンに相対する、その仮想マシンの優先度を常に指定します。

たとえば、競合が発生すると、2000 の共有を持つ仮想マシンには、1000 の共有を持つ仮想マシンよりも多くの CPU 時間が割り当てられます。 共有は他の共有に相対して設定されます。このため、共有の値ではなく相対的な大きさが意味を持ちます。 1000、2000、3000 の共有の値を持つ 3 台の仮想マシンは、1、2、3 の共有の値を持つ 3 台の仮想マシンと同じように動作します。 任意の数スキーム(1、2、3 や 1000、2000、3000 など)を使用できます。 数値間に余裕を残して設定する場合、将来、より容易にリソース プールにリソースを追加できます。

リソースで競合が発生していないとき、共有は仮想マシンの操作に影響しません。 共有の指定は、リソース プールまたは vApp のバランスを保つのに役立ちます。