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移行モードの仕組み

移行モードを使用して、既存のマルチシステム ネットワークの移行をサポートすることができます。

移行モードでは、新しい製品領域に対して通常の同期と同じレベルの可視性が提供されますが、コマンド機能はわずかに低下します。 移行モードと通常の同期の主な違いは、データベースが同期されないという点と、移行モードでは一元的データベース メンテナンスが可能ではない点です。

移行モードは以下のように動作します。

  1. マルチシステム ネットワークから既存の領域のリンクを解除します。
  2. この領域を最新リリースに移行します。
  3. 新しく移行した領域をマルチシステム ネットワークへ再びリンクさせます。
  4. 新しい領域のリンクが復元したら、リンクされた全領域のすべてのリソースを新しい領域から監視できます。
  5. 次の領域のリンクが解除され最新リリースに移行されたら、標準の方法で、最初に移行された領域にリンクおよび同期させることができます。

このように、マルチシステム モニタリングの利点を損なわずに、必要に応じて領域ごとに移行を行うことができます。

詳細:

移行モード