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OMEGAMON 例外の供給

正しい出力が OxREPORT ファイルに必ず書き込まれるようにするには、OMEGAMON のカスタマイズが必要となります。 カスタマイズ作業には、プロファイルを作成および定義するためのしきい値とオプションの選択が含まれます。 OMEGAMON ユーザ プロファイル機能を使用して、これらのパラメータをカスタマイズします。

AOF を使用して OMEGAMON の例外を自動化する際には、以下に注意します。

  1. CA OPS/MVS を OMEGAMON の前に起動する必要があります。
  2. OMEGAMON セッションは、例外イベント処理を供給するためにはアクティブである必要があります。 専用モード ターミナルがコンソール(常に例外分析画面の左側に位置します)の隣にある場合、そのターミナルを使用して例外データを提供します。 ターミナルが頻繁にほかの画面を表示する場合は、オペレータが例外をその他の機能に使用する際に、重要な例外が欠損する恐れがあります。 CA OPS/MVS が例外を監視できるのは、例外分析画面がアクティブになっているときのみです。

    最も簡単なインターフェース設定方法は、例外分析が常にアクティブである専用セッションを持つことです。 ただし、この解決法には 2 つの欠点があり、1 つめは前段落に記述されたとおりです。 2 つめの欠点は、ローカルにアタッチされた 3270 デバイスを必要とすることです。

    別の解決方法は、EPI 論理ターミナルを備えた OMEGAMON VTAM インターフェースを使用することです。 この解決方法は設定がより複雑ですが、専用 3270 ターミナルに関連する両方の問題が除去されます。 EPI セッションは非表示であるため、ほかのユーザに画面を変更されることはありません。 EPI がバーチャル 3270 として利用されるため、3270 実ターミナルは必要ありません。

  3. OMEGAMON スターティッド タスク JCL の LROWS パラメータを確認し、すべての例外が OxREPORT ファイルに書き込まれる論理画面に合うようにします。 LROWS パラメータのデフォルト値は物理画面を 2 倍したものから 1 を差し引しいた値で、最大値は 999 です。
  4. すべての例外 BOX パラメータを NO に設定するか、インストールまたはユーザ プロファイルでボックスをオフにして、すべての例外をアンボックス化する必要があります。 デフォルト プロファイルを変更することはできません。 制御オプションを .SET コマンドで設定したり、XACB コマンドか XSET コマンドのどちらか、または両方を使って例外しきい値を設定したりできます。 テストではこれらのコマンドを実際に発生する例外分析画面で使用しますが、実稼動では、インストールまたはユーザ プロファイル内に配置して OMEGAMON 起動時に実行させます。

    注: OMEGAMON インストール手順のコマンドと実際のコマンドは、プラットフォームによって異なる場合があります。 上記で参照されたコマンドは、MVS 用の OMEGAMON 固有のものである場合があります。IMS、CICS、および DB2 リリース用の該当するインストール ガイドを参照してください。

  5. OMEGAMON OxREPORT ファイルのページ制限をより高い数値に設定してください。 これを行うには、画面領域で .PLM 999999999 を指定するか、可能な場合は ユーザ プロファイルで PAGELIMIT オプションを使用します。
  6. OMEGAMON ログ機能はオンである必要があります。 LOGON コマンドを OMEGAMON に発行して、OxREPORT ファイルに画面を書く必要があります。

    専用ターミナルの OMEGAMON 7.1.0 および OMEGAMON II 設定は以下のとおりです。

    初期画面領域を作成し、OMEGAMON 画面領域作成のためのルールに従って、以下のコマンドを別々の行に入力します(コマンドは 2 カラム目から開始します)。

    OUTP REPORT 
    DDNM OPREPORT      (または、proc で使用された DDNAME ならどれでも) 
    .LOGOUT 
    .LOGON
    .FGO exscrn
    
    exscrn

    例外分析コマンドを含む画面領域の名前を指定します。

    OMVTAM のための OMEGAMON II 設定:

    1. 初期画面領域を作成し、OMEGAMON 画面領域作成のためのルールに従って、以下のコマンドを別々の行に入力します(コマンドは 2 カラム目から開始します)。
      OUTP REPORT
      DDNM OPREPORT       (OMREPORT は使用できません)
      .LOGOUT
      .LOGON
      .FGO exscrn
      
    2. OMVTAM にログオンします。
      LOGON APPLID(OMVTAM) DATA('FSCR=yyyy')
      
    yyyy

    上記のコマンドを含む画面領域の名前を指定します。 初期画面領域(専用または VTAM モード)の目的は、OMEGAMON の起動時にロギング機能を設定することです。 続いて .FGO コマンドによって制御が例外分析画面領域に移されます。その後、制御は例外分析画面に残り、例外分析処理を定期的に実行します(OMEGAMON セッションが自動更新モードである必要があります)。

  7. 例外分析はコマンド LEXSY(OM の場合)、LXIMS(OI の場合)、または LCXSY(OC の場合)で呼び出します。 コマンドを 1 カラム目から指定し、プレフィックス「L」を必ず付けます。 プレフィックス L は、メッセージと併せて 4 文字の名前を画面に置くことによって例外をラベル付けするよう OMEGAMON に指示します。 これらの例外名は、CA OPS/MVS が OMEGAMON ルールを呼び出すために使用するメッセージ ID です。

この時点で、OMEGAMON メッセージが OPSLOG に表示されており、メッセージを受けて実行されるようルールを有効化できます。 各例外は画面が更新されるたびにメッセージを生成するため、OPSLOG が重要ではないメッセージでいっぱいにならないよう例外しきい値と更新時間を確認することをお勧めします。 OMEGAMON メッセージが OPSLOG に表示されないようにするには、CA OPS/MVS BROWSEOMG パラメータを使用してください。 BROWSEOMG の値を OFF に設定した場合、SAY ステートメントまたはルール内で処理される例外メッセージのテキストを報告する ADDRESS WTO ホスト コマンドを含めることによって、OMEGAMON ルールを実行する OMEGAMON メッセージの発生を監査する事ができます。

OMEGAMON Exception Logging Facility(XLF)を使用するライセンスがある場合、XLFLOG DD を OMEGAMON レポート ファイルの代わりに使用してください。 XLFLOG には、CA OPS/MVS への例外イベントを OMEGAMON のサイクルごとに繰り返し生成しないという利点があります。 XLF を使用する場合、持続および制限のための OMEGAMON 例外分析値をカスタマイズする必要があります。