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動的解析

動的解析を使用すると、複数の名前と値のペアを変更しないで表示できます。 この点は静的解析と異なります。静的解析では、値を抽出し、CEG などのあらかじめ定義されたフィールドにそれらの値を設定します。 動的解析が便利なのは、アプリケーションやフォーマットがキー ペアに記録するイベント データを変更しないで、つまり、CEG の名前やその他の値に解析しないで表示する場合です。 動的解析を適用できれば、解析パフォーマンスも向上します。

動的解析が可能な正規表現には、以下の 4 つの要素が含まれます。

  1. ペアのキーのインジケータ「(_PAIR_KEY_)」
  2. ペアの値のインジケータ「(_PAIR_VALUE_)」
  3. ペアのキーと値の区切り文字
  4. ペアの指定全体と次の指定の区切り文字

使用する区切り文字は、解析対象のイベント ソースの構造と一致する必要があります。 イベント ソースが区切り文字としてカンマを使用する場合、正規表現でも同様にカンマを使用する必要があります。

(_PAIR_KEY_) = (_PAIR_VALUE_) ;

この例で、キーと値の区切り文字は「=」です。ペアの区切り文字は「;」です。

他の正規表現の後にこの表現を使用することにより、XMP ファイルでは、解析されたイベントに表示されるキー ペアをすべて特定し表示できます。