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SAPI ルータおよびコレクタについて

通常、SAPI サービスは既存の CA Audit クライアントと統合された製品からのイベントを受信するために使用されます。 CA Enterprise Log Manager は、SAPI リスナ サービスの 2 つのインスタンスを使用します。一方 SAPI コレクタとしてインストールされ、もう一方は SAPI ルータとしてインストールされます。

SAPI モジュールでは、コマンドおよび管理に iGateway デーモンを使用します。 このモジュールは SAPI ルータおよび SAPI コレクタとして動作し、静的なポートまたはポートマップ機能を使用した動的ポートのいずれかを使用します。

監査コレクタのアクションで組み込みのフェイルオーバー サポートを使用できるように、CA Audit クライアントからイベントを送信する場合に SAPI コレクタを使用します。

CA Audit クライアントからルート アクションを使用してイベントを送信する場合、あるいは <SAPI レコーダまたは CA Audit クライアントにイベントを直接送信できる統合からイベントを送信する場合は、SAPI ルータを使用します。 この場合は、まるで CA Enterprise Log Manager サーバが CA Audit クライアントであるかのようにリモート送信者を設定します。

SAPI リスナは自身のポートをパッシブ オープンにして、新しいイベントが送信されるのを待ち受けます。 SAPI モジュールの各インスタンスには、次の内容を指定する独自の設定があります。

イベントを受信したら、モジュールはそれをマッピング ライブラリに送信し、CA Enterprise Log Manager はそれをデータベースに挿入します。

重要: データ マッピング ライブラリには、同じ名前である一方でバージョン番号が異なる 1 つ以上のマッピング ファイルが含まれることがあります。 オペレーティング システム、データベースなど、同じイベント ソースでリリース レベルが異なる場合は別々のファイルでサポートします。 SAPI コレクタまたはルータを設定する場合は、バージョンに関連するマッピング ファイルを 1 つだけ選択することが重要です。

選択されたマッピング ファイルのリストの中に同じ名前を持つファイルが 2 つある場合、マッピング エンジンはリストの最初のファイルだけを使用します。 それが受信イベントのストリームにとって適切なファイルでない場合は、マッピング エンジンがイベントを正しくマッピングできません。これによって、誤ってマッピングされたイベントを含まない情報、またはイベントがまったく含まれない情報がクエリやレポートに表示される可能性があります。