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SAN ドライブが無効な状態でのインストール

CA Enterprise Log Manager では、Dell、IBM、HP によって提供される修正されたハードウェア設定の使用が現在サポートされています。 以下の例では、HP Blade サーバから構成されるハードウェアが QLogic ファイバ チャネル カードを使用して、SAN (Storage Area Network)のデータ ストレージに接続すると仮定します。 HP Blade サーバには、RAID-1 (ミラーリング)が設定された SATA ハード ドライブが付いています。

キックスタート ブート ファイルをそのまま使用する場合は、インストールを開始する前に必ず SAN ドライブを無効にしてください。 OS5 DVD でインストール処理を開始し、ドキュメントの説明どおりにインストールを完了します。

: SAN ドライブを無効にした状態でインストールを開始しなかった場合、CA Enterprise Log Manager は SAN にインストールされます。 その場合、CA Enterprise Log Manager が再起動した後、赤い画面で Illegal Opcode というメッセージが表示されます。

以下の手順に従って、SAN ドライブを備えたシステムに CA Enterprise Log Manager アプライアンスをインストールします。その際、オペレーティング システムをインストールする前に SAN ドライブを無効にします。

  1. SAN ドライブを無効にします。
  2. アプライアンスにオペレーティング システムをインストールします。
  3. CA Enterprise Log Manager サーバをインストールします。
  4. SAN ストレージ用にマルチパスを設定します。
  5. 論理ボリュームを作成します。
  6. CA Enterprise Log Manager 用に論理ボリュームを準備します。
  7. CA Enterprise Log Manager をリサイクルします。
  8. インストールが成功したことを確認します。

SAN ドライブが無効な状態でオペレーティング システムをインストールする場合は、以下のファイルを使用します。

lvm.conf

Linux Logical Volume Manager (LVM2)用の環境設定ファイル

multipath.conf (/etc/multipath.conf)

Linux マルチパス用の環境設定ファイル。

fstab (/etc/fstab)

Linux システム内のディレクトリにデバイスをマップするファイル システム テーブル ファイル。