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CA NSM への SNMPv3 トラップの送信

CA NSM に送信するアラートを計画する場合は、ネットワーク運用センターの監視対象となるクエリ結果を指定します。 たとえば、設定変更を検出するクエリを検討します。 以下の例では、設定変更詳細クエリに基づいてスケジュールされたアラートを送信する方法を示します。 このアラートでは、SNMP トラップ宛先として CA NSM を指定します。

CA NSM に SNMPv3 トラップを送信する方法

  1. アラートのスケジュール ウィザードを開きます。
    1. Analyst または Administrator の認証情報を使用して、CA Enterprise Log Manager にログオンします。
    2. [アラート管理]タブをクリックし、[アラートのスケジュール]サブタブをクリックします。
    3. [アクション アラートのスケジュール]ボタンをクリックします。
  2. [アラートの選択]の手順を完了します。
    1. ジョブ名を入力します。 たとえば、「CA NSM に送信する設定変更」と入力します。
    2. 選択タイプがクエリであることを確認します。 SNMP トラップの宛先を選択すると、タグに基づいたアラートを送信できません。
    3. 特定したクエリを選択します(複数可)。 たとえば、[設定変更詳細]を選択します。
  3. (オプション)このウィザードのオンライン ヘルプの説明に従って、[アラート フィルタ]、[結果の条件]、および[ジョブのスケジュール]の手順を完了します。
  4. [宛先]の手順をクリックし、[SNMP トラップ]タブをクリックします。
  5. 宛先サーバおよびポートのエントリを確認します。 正しくない場合は、宛先サーバおよびポートの正しい IP アドレスを入力します。 さらに宛先サーバを追加するには、[追加]をクリックして、追加の宛先を入力します。
  6. SNMP のバージョン情報を指定します。 デフォルトでは[SNMP Version 2]が選択されます。
    1. [バージョン 3]をクリックします。 CA NSM は SNMP v3 トラップを受信するように設定されます。
    2. [V3 セキュリティ]をクリックします。

      [SNMP バージョン 3 セキュリティ パラメータ]ダイアログ ボックスが表示されます。

      重要: このダイアログ ボックスのエントリは、CA NSM が CA Enterprise Log Manager アラートから SNMP トラップを受信できるように設定した snmpv3.dat の設定と一致する必要があります。 推奨される設定は、以下のとおりです。

      *.*.*.* *:*   <ユーザ名>:AuthPriv:MD5:<パスワード>:DES:<パスワード>
      
    3. [認証]チェック ボックスをオンにします。 [ユーザ名]に設定したユーザ名を入力し、[パスワード]に設定したパスワードを入力して、[プロトコル]で[MD5]を選択します。
    4. [暗号化]チェック ボックスをオンにします。 [パスワード]に設定したパスワードを入力し、[プロトコル]で[DES]を選択します。
    5. [OK]をクリックします。
  7. SNMP トラップとして送信するクエリを選択します。

    この例では、[設定変更詳細]を選択すると、選択内容に従って、そのクエリのフィールドが表示されます。 必要に応じて、トラップから除外するフィールドをすべてオフにすることもできます。

    重要: このアラート用のカスタム MIB を作成する場合は、ここで選択するフィールドを以下に示す順序で指定してトラップを定義します。

    除外対象のクエリ フィールドはすべてオフにできます。

  8. 関連する elmTrap OID の最終ノード x の番号を選択します。すべての elmTrap OID は、1.3.6.1.4.1.791.9845.3.x として定義されます。

    カスタム トラップ ID の初期ノードは、CA-ELM.MIB 内にあらかじめ定義されています。 最終ノード番号は、カスタム MIB 内に定義されたトラップに固有のものです(トラップは固有のフィールド セットを反映します)。 カスタム MIB ファイルは、定義した CA Enterprise Log Manager アラートによって送信されるトラップを定義します。 カスタム トラップ ID によって参照されるカスタム トラップでは、フィールドはアラートによって送信されるフィールドと同じ順序で表示されます。 カスタム MIB 内のトラップ用の OID が 1.3.6.1.4.1.791.9845.3.63 である場合は、カスタム トラップ ID 用のスピナーから 63 を選択します。 または、アラートを最初に定義した場合は、選択したクエリ フィールドを定義する 1.3.6.1.4.1.791.9845.3.63 のトラップをカスタム MIB に追加します。

  9. (オプション)サーバを選択します。
  10. [保存して閉じる]をクリックします。

    [アクション アラート ジョブ]リストに、設定した名前のジョブが表示されます。

詳細情報:

CA NSM 上の EM コンソールへのアクセス