前のトピック: CA Enterprise Log Manager サーバのリサイクル

次のトピック: CA Enterprise Log Manager サーバの初期設定

SAN ドライブが有効な状態でのインストール

「CA Enterprise Log Manager 用の SAN ストレージの設定」などのトピックには、CA Enterprise Log Manager アプライアンスにオペレーティング システムをインストールする前に SAN ドライブ(LUN)を無効にするための推奨手順が含まれています。

それ以外の方法としては、SAN ドライブを有効にしたままで、オペレーティング システムのインストールを開始した後にキックスタート ファイル ca-elm-ks.cfg を ISO 編集ツールで変更する方法があります。 この変更により、インストールおよび起動が SAN ではなくローカルのハードディスクから実行されるようにすることができます。

SAN ではなくローカル ディスクから起動する方法

  1. OS のインストール DVD を使用してサーバを起動します。
  2. キーボード タイプに関する最初のプロンプトに応答します。
  3. Alt+F2 キーを押して、 Anaconda/Kickstart プロンプトを表示します。
  4. 次のように入力します。
    list-hardrives
    

    使用可能なドライブのリストが表示されます。以下のようなリストになります。

    cciss/c0d0 – 68GB RAID 1 (cciss is HP Smart Array)
    Sda – 500GB SAN  (sda – h is the SAN Multipathed) 
    Sdb – 500GB SAN
    Sdc – 500GB SAN
    Sdd – 500GB SAN
    Sde – 500GB SAN
    Sdf – 500GB SAN
    Sdg – 500GB SAN
    Sdh – 500GB SAN
    
  5. ローカル ハード ドライブを特定します。 この場合は cciss/c0d0 です。
  6. 以下の手順を実行します。
    1. CA Enterprise Log Manager オペレーティング システム キックスタート ファイル ca-elm-ks.cfg を編集できる形で開きます。 ISO エディタを使用します。
    2. 以下の行を確認します。
      bootloader --location=mbr --driveorder=sda,sdb
      

      以下のように変更します。

      bootloader --location=mbr --driveorder=cciss/c0d0
      

      この変更により、ローカル ディスクからのみ起動するように指定されます。

    3. 以下の行を確認します。
      clearpart --all --initlabel
      part /boot --fstype "ext3" --size=100 
      part pv.4 --size=0 –grow
      

      以下のように変更します。

      part /boot --fstype "ext3" --size=100 --ondisk cciss/c0d0
      part pv.4 --size=0 --grow --ondisk cciss/c0d0
      

      パーティション定義行をこのように変更することにより、パーティションが名前によって cciss/c0d0 ディスク上に作成されるようになります --ondisk を使用して、既存の $disk1 および $disk2 変数を置き換えます。

    4. 必要に応じて、ディスク ドライブの数に関する IF/When 句を削除し、ディスク コマンドの最初のセットだけを保持します(行 57 - 65)。
    5. 新しい ISO イメージを保存します。
  7. Anaconda プロンプトを終了し、オペレーティング システムのインストール プロンプトに戻ります。
  8. ドキュメントに説明されている手順どおりにインストールを続行します。