set trace コマンドは、トレースの有効化または無効化を設定します。
set trace コマンド内のトレース オプションは、以前の set trace コマンドの設定の累積的な上書きオプションではありません。
このコマンドの形式は以下のようになります。
set trace = none | trace-level-list;
すべてのトレースをオフにします。
以下のトレース オプションの 1 つ以上のカンマ区切りリストです。
認証エラーを表示します。
証明書操作を表示します。
接続を表示します。
拒否されたローカル DSA 操作をトレースします。
x500 トレースに似ていますが、DSA の内部のモジュール フローのトレースを含んでいます。 このトレース レベルは、ディレクトリに関する問題の特定を試みる場合に使用します。
きわめて重大度の高いエラー メッセージを表示します。
これらのイベントは、DSA がリクエストされた操作を実行する機能に影響を与える可能性のあるイベントです。 これらのイベントは、通常、warn レベルでレポートされるイベントより深刻です。
これはデフォルトのトレース レベルです。 このレベルはパフォーマンスの影響が最小限であり、通常操作中はこのレベルの使用をお勧めします。
詳細な LDAP 操作をトレースします。 検索が多くのエントリを返す場合は、出力がかなり大きくなる場合があります。
サイズや時間制限のあらゆる違反をトレースします。
サーバ リクエストおよび結果を含む 1 行のサマリを表示します。
詳細なプロトコル トレースを表示します。 出力が大きくなる可能性があります。
DSA がアイドルしていない毎分の統計情報を表示します。
サービス リクエストおよび結果を含む 1 行のサマリを表示します。
正常に完了した操作に要した時間を表示します。
この出力を個別のファイルに送信するには、set time-log コマンドを使用します。
追加、削除、変更、および名前の更新操作を表示します。
やや重大度の高いエラー メッセージを表示します。
通常、警告メッセージは、DSA に関する問題ではなく、ユーザ エラーを表します。 以前はこれがデフォルトのトレース レベルでしたが、現在のデフォルトは error になりました。
サービス リクエスト、確認、またはエラーの全詳細を表示します。 これは DAP、DSP および LDAP 操作をトレースします。 検索で多数のエントリが返された場合には、出力が大きくなる可能性があります。
例: 複数のトレース レベルの設定
複数のトレース レベルを設定できます。 これは、各トレース レベルごとに通常キャプチャされる情報のすべてがトレースに含まれることを意味します。
以下のコマンドは、すべての高レベル エラー メッセージに加えて、時間やサイズの制限のあらゆる違反をキャプチャするように DSA を設定します。
set trace = time, error;
例: 累積されないトレース レベルの設定
この例では、一連のトレース コマンドを示します。 set trace コマンドは累積的ではないため、最後のコマンドのみが最終のトレース レベルに影響します。 以下の例では、最終のトレース オプションは summary です。
set trace = time, error;
set trace = summary;
2 番目のコマンドによって time オプションと error オプションがオフになります。
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