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Entrust DSA の設定

新しい DSA を作成すると、新しい DSA の初期化ファイルによってデフォルト設定ファイルがソーシングされます。 この場合、新しい Entrust DSA は、デフォルト設定ファイルを使用するように設定されます。

CA Directory をアップグレードすると、カスタマイズ済みの場合でも、これらのデフォルト設定ファイルが上書きされます。

アップグレードによって、Entrust DSA が使用する設定ファイルが上書きされないようにするには、独自の設定ファイルのセットを作成して、これらを使用するように Entrust DSA を設定する必要があります。

Entrust DSA をカスタマイズする方法

1. 以下のデフォルト設定ファイルのコピーを作成します。
   • limits\entrust.dxc に対する limits\dxmanager.dxc のコピー
   • logging\entrust.dxc に対する logging\dxmanager.dxc のコピー
   • schema\entrust.dxg に対する schema\dxmanager.dxg のコピー（読み取り専用フラグはオフに設定）
   • settings\entrust.dxc に対する settings\dxmanager.dxc のコピー
   • database\entrust.dxc に対する database\dxmanager.dxc のコピー
2. servers\entrust-Master-entrust.dxi ファイルを編集して、新しい設定ファイルをソーシングするようにします。

   DXI ファイルは以下のようになります。

   # Computer Associates DXserver
   #
   # Initialization file written by dxmanager
   # logging and tracing
   source "../logging/entrust.dxc";
   # LEGACY licence
   # source "../licence/dxmanager.dxc";
   # schema
   clear schema;
   source "../schema/entrust.dxg";
   # knowledge
   clear dsas;
   source "../knowledge/entrust.dxc";
   # operational settings
   source "../settings/entrust.dxc";
   # service limits
   source "../limits/entrust.dxc";
   # database
   source "../database/entrustdb.dxc";
   # database settings
   source "../database/entrust.dxc";
   # access controls
   clear access;
   source "../access/dxmanager.dxc";
   # replication agreements (rarely used)
   # source "../replication/";
   # multiwrite DISP recovery
   set multi-write-disp-recovery = false;
   # cache configuration
   # set max-cache-size = 100;
   # set cache-index = commonName, surname;
   # set cache-attrs = all-attributes;
   # set lookup-cache = true;
   

3. テキスト エディタで、スキーマ ファイル schema/entrust.dxg を開きます。
4. ファイルに、以下の行を追加します。

   source "entrust.dxc";
   

5. スキーマを保存して閉じます。
6. Entrust DSA が起動されると、Entrust スキーマがソーシングされます。
7. 以下のコマンドを使用して、設定ファイルにエラーが含まれていないことを確認します。

   dxsyntax
   

   メッセージが表示されない場合、設定にはエラーがありません。

   エラーがある場合は、それらを修正して、再度 dxsyntax コマンドを実行します。