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DXmanager での設定の継承

DXmanager では、CA Directory の設定に階層継承を適用します。 構成アイテムの値は以下のレベルで設定できます。ここでは、範囲が大きい(最も限定的でない)レベルから最も限定的なものへという順序で並べてあります。

  1. バックボーン(最も広範囲なレベル) -- ディレクトリ全体のデフォルト値として機能します。
  2. ネームスペース パーティション -- これは、そのパーティションに対して動作する DSA すべてに影響します。
  3. 領域 -- その領域内の DSA すべてに影響します。
  4. サイト -- そのサイト内の DSA すべてに影響します。
  5. ホスト -- そのホスト上の DSA すべてに影響します。
  6. DSA -- (最も限定的なレベル)

DXmanager を使用すると、これらのどのレベルでも設定値を作成できます。より限定的なレベルの値は、より広範囲なレベルの値を上書きします。 したがって、たとえば DSA レベルで指定された値は、ネームスペース パーティション レベルで指定された値を上書きします。

設定値を変更すると、その構成アイテムの継承されたインスタンスすべても同様に変更されます。

DXmanager は、どの設定値が継承されたか、またそれらがどこから継承されたかを表示します。

すべての構成アイテムがすべてのレベルで設定できるわけではありません。 具体的には、ネームスペースに適用可能な構成アイテムについて、ネットワーク トポロジ レベルで値を設定することはできません。

できるだけ広範囲なレベルで設定値を設定することをお勧めします。 そうすれば、バックボーン全体で変更を行うのがより簡単になります。つまり、新しいアイテムを追加したときに、新しい情報をそれほど多く指定する必要がありません。