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Linux のみに関する既知の問題

32 ビット ライブラリを必要とする 64 ビット Linux 上の CA Directory

64 ビット Linux オペレーティング システムに CA Directory をインストールする場合、以下のようなエラーが表示される場合があります。

./dxsetup.sh: /working/SP5/dxserver/install/getfqdn: /lib/ld-linux.so.2: bad ELF interpreter: No such file or directory

このエラー メッセージは、32 ビット glibc がインストールされていないことを示しています。 ツールによっては、64 ビット オペレーティング システム上でもこのライブラリを必要とする場合があります。

インストールされている glibc のバージョンを確認するには、以下のコマンドを使用します。

rpm -qa --queryformat "%{NAME}, %{VERSION}, %{RELEASE}, %{ARCH}\n" | grep glibc

システムに i686 glibc パッケージがない場合は、CA Directory をインストールする前に、それらをインストールします。

たとえば、RedHat EL 6.0 上の CA Directory は以下を必要とします。

Linux 上で機能しない PDF ドキュメントのインデックス

Linux 上の Adobe Acrobat Reader 7 で、PDF インデックスは機能しません。 つまり、Reader 7 で Linux 上の PDF ユーザ マニュアルのいずれかを開くと、次のテキストで始まる長いエラー メッセージが表示されます。Acrobat could not load the following search index associated with this document...

今までどおり PDF を読み取ることができますし、特定の PDF 内のテキストを検索することもできます。

Nautilus 警告

Linux プラットフォームでユーザ dsa としてログインするときに、アプリケーションによっては、dsa ユーザの環境に設定されている環境変数「POSIXLY_CORRECT」のために、エラーを表示する場合があります。 このフラグは DXtools の正しい操作のために必要です。 他のアプリケーションが正しく作動できるように、このフラグを環境から削除する場合は、DXtools を呼び出す前に再度設定する必要があります。 これはシェル スクリプトでツールをラップすることにより実行される場合があります。

RedHat 上の SELinux で正しく動作しない CA Directory

CA Directory を正しく動作させるには、許容モードで SELinux を実行するか、または SELinux を無効にする必要があります。

互換性標準 C++ ライブラリを必要とする Linux

RedHat Enterprise Linux 5、RedHat Enterprise Linux 6、SUSE Linux Enterprise Server 10、および SUSE Linux Enterprise Server 11 で有効

症状:

CA Directory Management パッケージのインストール時に、以下のメッセージが表示されます。

The required C library libstdc++-libc6.2-2.so.3 could not be found
Please install this library and restart DXwebserver

解決方法:

DXmanager に必要な互換性標準 C++ ライブラリがインストールされていません。

RedHat Enterprise Linux 5 の場合は、以下をインストールします。

RedHat Enterprise Linux 6 の場合は、以下をインストールします。

SUSE Linux Enterprise Server 10 の場合は、以下の手順を実行します。

  1. [YaST2]-[Software]-[Software Management]に移動します
  2. アーキテクチャに適切な compat rpm を検索しインストールします。

SUSE Linux Enterprise Server 11 の場合は、以下の手順を実行します。

  1. [YaST2]-[Software]-[Software Repositories]-[Configuration]-[Repositories]に移動します
  2. SLES11-Extras リポジトリを有効にします。 リポジトリは、デフォルトでは有効になっていません。

    compat rpm にアクセスできるようになります。

  3. [YaST2]-[Software]-[Software Management]に移動します
  4. アーキテクチャに適切な compat rpm を検索しインストールします。

DSA が EEM インストール後の SuSe 9.3 上での再起動後に自動的に起動しない可能性がある

SuSe 9.3 の場合、CA Directory をインストールした後に CA EEM をインストールすると、EEM は、/etc/init.d/dxserver への重複するシンボリック リンクを作成します。 その結果、スクリプトが 2 回呼び出されて失敗します。

この問題を回避するには、重複するシンボリック リンクを削除します。 シンボリック リンクの名前は S99dxserver です。 以下のディレクトリからそのリンクを削除します。

「get cache;」コマンド使用時の DXdumpdb および DXloaddb の失敗

CA Directory を r8.1 から r12 SP1 にアップグレードし、設定で「get cache;」コマンドを定義している場合、DXdumpdb および DXloaddb は、それらのパーサがこれを検出してエラーを返すために失敗します。

これがアップグレード中に発生すると、インストール プログラムは、データの紛失を引き起こすインストールを続行するかどうかを確認するプロンプトを表示します。