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HP-UX のみに関する既知の問題

CA Directory r12 SP1 を HP-UX にトラステッド モードでインストールできない

HP-UX コンピュータに CA Directory をトラステッド モードでインストールまたはアップグレードするには、まず準備をする必要があります。

CA Directory r12 SP1 インストールの準備方法を以下に示します。

  1. カーネル パラメータの変更を行います。
  2. 必要な場合はカーネルを再構築します。
  3. SAM を使用して、または/etc/group の編集によって、etrdir グループを追加します。

    GID が一意であることを確認します。

    以下に例を示します。

    etrdir::100:
    
  4. プライマリ グループ etrdir を持つ dsa ユーザを追加します。 SAM を使用して、または/etc/passwd および/etc/shadow の編集によってこれを実行します。

    UID が一意であることを確認します。

    SAM を使用する場合は、ホーム ディレクトリを作成しないでください(DXsetup に実行させます)。

    以下に例を示します。

    dsa:x:1002:100:DXserver 
    Administrator:/opt/CA/eTrustDirectory/dxserver:/bin/csh
    
  5. 重大度の低いものに umask を設定します。

    以下に例を示します。

    set umask 0022
    

トラステッド モードの詳細については、http://docs.hp.com/en/B2355-90121/ch01s03.html を参照してください。

HP-UX 11.11 上で起動しない DXserver

DSA の起動を試みると、DSA が起動せずに以下のメッセージが表示されます。

/usr/lib/dld.sl: Unresolved symbol: getaddrinfo (code)  from dxserver
IOT trap

これは、CA Directory r12 SP1 が IPv6 機能を提供するために、getaddrinfo() 関数呼び出しを使用することによって発生します。 ただし、HP-UX 11.11 の初期リリースには、この機能のサポートが含まれていませんでした。 CA Directory を実行するには、まず HP-UX パッチ PHCO_31903 以上をインストールする必要があります。

HP-UX をアップグレードする必要があるかどうかを確認する方法は以下のとおりです。

以下のいずれかの方法を使用します。

HP-UX PA-RISC により 2 GB に制限される DSA データベースのファイル サイズ

HP-UX PA-RISC では、合計サイズが 2 GB を超えるファイルをメモリ マップすることはできません。 単一の DSA を実行している場合、DB ファイルが 2 GB を超えることはありえません。 複数の DSA を実行している場合は、それらの合計サイズが 2 GB を超えることはありえません。

注: HP-UX Itanium は 64 ビットなので、この問題の影響を受けません。