DSA が分散型リクエストをサービスする間に課すことのできる操作制限には、時間制限とサイズ制限の 2 つがあります。
ローカル DSA がリクエストを受信すると、時間制限を適用できます(たとえば max-op-time または service time limit)。 リクエストがリモート DSA に連鎖または Multi-Chaining された場合でも、ローカル DSA にはまだリクエストの参照が保持されています。 たとえリクエストが現在 1 つ以上のリモート DSA によってサービスされていても、この参照は時間制限による影響を受けます。
例:
max-op-time が 30 秒に設定され、Democorp: <c AU><o Democorp> が UNSPSC: <c AU><o UNSPSC> のスコープでリクエストを受信すると、そのリクエストは連鎖します。 Democorp が 30 秒間 UNSPSC からの応答を受信しない場合、リクエスト拒否(adminLimitExceeded)がクライアントに送信されます。 また Democorp は、リクエストが続行するのを止めようとして、UNSPSC に中止リクエストを送信します。
ローカル DSA が検索リクエストを受信すると、サイズ制限が結果に適用されます(たとえば max-op-size または service size limit)。 リクエストが別の DSA に連鎖または Multi-Chaining された場合、ローカル DSA 制限は実施されません。 サイズ制限は、検索をローカルに実行するデータ DSA によってのみ実施されます。
例:
すべての DSA について max-op-size が 100 に設定され、Router: <c AU> がスコープ <c AU> で全サブツリー検索を受信した場合、検索は Democorp: <c AU><o Democorp> と UNSPSC: <c AU><o UNSPSC> の両方に Multi-Chaining されます。 Democorp と UNSPSCS はどちらもサイズ制限を適用し、部分的結果(adminLimitExceeded)と共にそれぞれ 100 のエントリを返します。 ルータは結果(200 エントリ)を照合し、クライアントに結果(部分的結果を含む)を送信します。 サイズ制限がルータによって強制されないので、ルータは結果セットの形式を整えません。ただし、DSA は連鎖リクエストを処理します。
| Copyright © 2012 CA. All rights reserved. | このトピックについて CA Technologies に電子メールを送信する |