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audit.cfg File -- リソース アクセス イベント フィルタ構文

リソース アクセス イベントに属する監査レコードのフィルタ形式は、以下のとおりです。

ClassName;ObjectName;UserName;ProgramPath;Access;AuthorizationResult
ClassName

アクセスされたオブジェクトが属するクラスの名前を定義します。

注: クラスの名前は大文字で入力してください。

ObjectName

アクセスされたオブジェクトの名前を定義します。

UserName

アクセサの名前を定義します。

ProgramPath

オブジェクトへのアクセスに使用するプログラムの名前を定義します。

Access

オブジェクトへの要求されたアクセスを定義します。

注: 以下の値は、監査レコードをフィルタリングするために audit.cfg ファイルで使用する、このパラメータの値です。 audit.cfg ファイルのこのパラメータの値は、CA Access Control がそのイベントに対して監査レコードに書き込む値とは異なる場合があります。 この場合、各値の説明の後にその差異が明記されます。 パラメータを入力する際には、以下のリストに表示されているものと同じスペルで(大文字と小文字を区別して)入力してください。

値は以下のとおりです。

*

アクセスのいずれかのタイプを表すワイルドカード。

Chdir

ディレクトリの変更 - アクセサは、別のディレクトリにオブジェクトを移動するように要求しました。

Chmod

モードの変更 - アクセサは、オブジェクトのモードを変更するように要求しました。

Chgrp

(UNIX)グループの変更 - アクセサは、オブジェクトが属するグループを変更するように要求しました。

Chown

所有者の変更 - アクセサは、オブジェクトの所有者を変更するように要求しました。

Connect

グループへのユーザの追加 - アクセサは、新しいユーザをグループに追加するように要求しました。

注: Connect の値と Join の値は同一です。

Control

(UNIX)Control - アクセサはオブジェクトに Chown、Chmod、Utime、Sec、Chdir、および Update アクセスを要求しました。

Cre

Create - アクセサは、オブジェクトを作成するように要求しました。

Crrdwr

Create、Read、および Write - アクセサはオブジェクトに Create、Read、および Write アクセスを要求しました。

注: CA Access Control は、対応する監査レコードに、この値を CrRdWrite として書き込みます。

Crread

Create および Read - アクセサはオブジェクトに Create および Read アクセスを要求しました。

注: CA Access Control は、対応する監査レコードに、この値を CrRead として書き込みます。

Crwrite

Create および Write - アクセサはオブジェクトに Create および Write アクセスを要求しました。

注: CA Access Control は、対応する監査レコードに、この値を CrWrite として書き込みます。

Del

削除 - アクセサは、オブジェクトを削除するように要求しました。

注: CA Access Control は、対応する監査レコードに、この値を Erase として書き込みます。

Filereplace

Create および Erasee — アクセサはオブジェクトに Create および Erase アクセスを要求しました。

注: CA Access Control は、対応する監査レコードにこの値を Replace として書き込みます。

Filescan

Filescan - アクセサはオブジェクトに List アクセスを要求しました。

注: CA Access Control は、対応する監査レコードにこの値を Scan として書き込みます。

Join

グループへのユーザの追加 - アクセサは、新しいユーザをグループに追加するように要求しました。

注: Connect の値と Join の値は同一です。

Kill

強制終了 - アクセサは、プロセスを中止するように要求しました。

Modify

Modify - アクセサはオブジェクトに Modify アクセスを要求しました。

OwnGrp

Change owner および Change group - アクセサはオブジェクトに Chown および Chgrp アクセスを要求しました。

PW

Password - アクセサはパスワードを変更するように要求しました。

注:CA Access Control は、対応する監査レコードにこの値を Password として書き込みます。

R

読み取り - アクセサは、オブジェクトへの読み取りアクセスを要求しました。

注:(UNIX)STAT_intercept が 1 に設定されている場合、このパラメータには stat interception が含まれます。

Rename

ファイル名の変更 - アクセサは、オブジェクトのファイル名を変更するように要求しました。

Sec

ACL の変更 - アクセサは、オブジェクトの ACL を変更するように要求しました。

注: CA Access Control は、対応する監査レコードに、この値を ACL として書き込みます。

Update

Read、Write、および Execute - アクセサはオブジェクトに Read、Write、および Execute アクセスを要求しました。

注: アクセサがオブジェクトに Read および Write アクセスを要求した場合、Update 値はイベントもフィルタリングします。

Utime

(UNIX) 時刻の変更 — アクセサは、オブジェクトの変更日時を変更するように要求しました。

注: CA Access Control は、対応する監査レコードに、この値を Utimes として書き込みます。

W

書き込み - アクセサは、オブジェクトへの書き込みアクセスを要求しました。

X

実行 - アクセサは、オブジェクトを実行するように要求しました。

注: 一部のクラスでは有効ではない値もあります。 たとえば、強制終了アクションは FILE クラスのオブジェクトには使用できないため、強制終了は FILE クラスでは無効な値です。 ルールの作成時に無効な値をクラスに入力すると、CA Access Control はファイルの読み取り時にそのルールを無視します。

AuthorizationResult

認証結果を定義します。

値: P (許可されました)、D (拒否されました)、*

例: 監査フィルタ ポリシー