HP-UX の制限

HP‑UX の ACL では、CA Access Control の ACL を正しく反映できない場合があります。

HP‑UX の ACL では、ユーザとグループの組み合わせごとにアクセス権限を割り当てます。つまり、割り当てられたアクセス権限は、ユーザのプライマリグループも指定されている場合のみ、指定されたユーザに適用されます。
また、CA Access Control では、ユーザとグループの組み合わせではなく、ユーザまたはグループごとにアクセス権限を割り当てます。

したがって、CA Access Control の権限が HP‑UX のユーザとグループの組み合わせにマップされると、ユーザまたはグループのいずれかが「*」または「any」に設定されます。
HP‑UX は、ボリュームマネージャ（LVM）の制御下にあるファイルシステムの ACL はサポートしません。そのため、一部の重要な HP‑UX マシンでは、root ファイルシステムでのみ ACL の同期が許可されます。
HP‑UX の ACL は 16 エントリまでに制限されています。 CA Access Control の同期では、使用可能なエントリを可能な限り効率的に使用しますが、16 エントリでは、すべての CA Access Control の ACL を完全に反映できない場合があります。