前のトピック: GAC のトラブルシューティング

次のトピック: チューニングの推奨事項

リソース キャッシュの使用

CA Access Control には、リソース キャッシュ機能(ファイル キャッシュ)というパフォーマンス向上ツールも用意されています。

キャッシュにより、FILE クラスのリソースについての承認要求に対する以前の応答(許可または拒否)が「記憶」されます。 結果は、ファイル名、ユーザ名、および承認応答(アクセス モード、プログラム名、結果)と共に保存されます。 同じ承認が要求されると、その要求はキャッシュ メモリ テーブル内に格納された前回の応答を使用して回答されます。 これにより、CA Access Control では要求を再評価する必要がなくなるため、時間が節約されます。つまり、CA Access Control はすばやく応答を返すことができます。 ルールが変更されると、キャッシュは自動的かつ速やかに同期されます。

キャッシュはランタイム テーブルです。 管理者は、以下の 2 つの方法でこのテーブルを構成できます。

セキュリティ管理者は、seos.ini ファイルのトークンを使用して、テーブルのサイズ、テーブルを消去する間隔、他の内部テーブル パラメータを定義できます。

管理者権限を持つユーザは、キャッシュ テーブルを ON または OFF に切り替えて、キャッシュ パラメータを変更し、標準出力にキャッシュ テーブルを書き込むことができます。

注: secons ユーティリティまたは seos.ini 初期設定ファイルの[seosd]セクションの詳細については、「リファレンス ガイド」を参照してください。