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selang コマンドの構文

selang の各コマンドは、CA Access Control データベースに対して特定のアクションを実行します。 selang コマンドの構文は、以下のとおりです。

commandname parameters

commandname には、CA Access Control で実行するコマンドを指定します。 通常は、コマンドの後ろに 1 つ以上のパラメータを指定します。パラメータは、コマンドの実行に必要な追加情報を CA Access Control に渡します。

selang のパラメータ構文は、以下のとおりです。

parameterName[(arguments)]

parameterName には、CA Access Control に渡すパラメータを指定します。 多くのパラメータでは、パラメータの処理に必要な情報を CA Access Control に渡す引数を、arguments に指定する必要があります。 複数の引数を指定できるパラメータもあります。 複数の引数を指定する場合は、カンマまたはスペースで引数を区切ります。 パラメータの引数そのものがパラメータになる場合もあります。

文字列で引数を定義する場合にレコード プロパティを削除するには、空のかっこ「()」を使用してプロパティを入力します。 場合によっては、引数としてアスタリスク(*)を使用できます。アスタリスクは、その引数が取りうるすべての値を表すことができます。 アスタリスクを使用する前または後のコマンドで 同じ引数に特定の値を指定した場合、その特定の値の指定は無効になりません。 また、引数がファイル名の場合は、ファイル名パターンの一部としてワイルドカードを使用できます。 使用できるワイルドカードは、*(0 個以上の文字)および ? (任意の 1 文字)です。

UNIX 環境では、ユーザが指定する情報で大文字と小文字が区別され、両方の文字を使用できます。 たとえば、ユーザ ID が user53 のユーザのフル ネームを Mike Jones と指定できます。 Windows 環境では、情報の大文字と小文字の区別は認識されませんが、その情報は保存されます。 UNIX ワークステーションから Windows のリモート ホストを管理する場合、UNIX は保存された状態のユーザ指定情報を検索します。 たとえば、ローカル CA Access Control データベースを管理する場合、Windows 環境では Mike Jones と識別されるユーザの名前を「mike jones」と入力することができます。 ただし、このデータベースをリモート UNIX マシンから管理する場合は、ユーザ名を「Mike Jones」と入力する必要があります。