一部のドライバを、CA Access Control の権限チェックなしで動作できるようにするには、これらのドライバに対してバイパスを定義します。 たとえば、アンチウイルス プログラムのドライバに対してバイパスを定義すれば、CA Access Control の権限チェックなしで、ファイルを開いてスキャンできるようになります。 バイパスを設定しないと、ドライバと CA Access Control との間でデッドロックが発生する可能性があります。
注: Trend Micro™ PC-cillin Antivirus の現在のバージョンのバイパスは、すぐに使用できるように設定されています。
ドライバのバイパスの設定方法
このエントリは、CA Access Control レジストリの FsiDrv キーにあります。
注: まず CA Access Control を停止してから、CA Access Control レジストリ エントリを変更する必要があります。
最初のエントリは DriverName_0、最後のエントリは DriverName_X である必要があります。ここで、X は BypassDriversCount - 1 です。
この値はドライバのみの名前(thisdrv.sys など)である必要があります。
CA Access Control が再ロードされ、レジストリで定義したドライバがバイパスされます。
例: ドライバのバイパスによる互換性の問題の解決
この例では、バイパスするアンチウイルス製品(avDriverA.sys および avDriverB.sys)を定義して、アンチウイルス製品と CA Access Control との間の互換性の問題を解決します。 CA Access Control レジストリ ツリー内の FsiDrv キーの下で、ドライバ バイパスのレジストリ エントリを設定します。
HKLM¥SOFTWARE¥ComputerAssociates¥AccessControl¥FsiDrv
レジストリ エントリを以下のように設定します。
|
名前 |
タイプ |
データ |
|---|---|---|
|
BypassDriversCount |
REG_DWORD |
2 |
|
DriverName_0 |
REG_SZ |
avDriverA.sys |
|
DriverName_1 |
REG_SZ |
avDriverB.sys |
BypassDriversCount レジストリ エントリ値を 2 に設定すると、CA Access Control はバイパスする 2 つのドライバを探します。 各 DriverName_drvNumber レジストリ エントリ値は、バイパスするドライバを定義します。
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