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ENFSNMPM プロシージャのカスタマイズ

このタスクは、CAIENF SNMP モニタを使用する予定がある場合に必要です。

CAIENF SNMP モニタは、スターティッド タスクとして、独自のアドレス空間で実行されます。 実行されるタイミングは、プライマリ CAIENF アドレス空間が立ち上がった後です。 CAIENF SNMP モニタを起動するためのプロシージャは、YourdeployHLQ.CAW0PROC ライブラリで ENFSNMPM メンバとして配布されます。 ユーザ ソリューション標準に従ってこのプロシージャをカスタマイズする必要があります。

ENFSNMPM プロシージャをカスタマイズする方法

  1. CAW0OPTV データセットの SNMPVARS メンバを、スターティッド タスクによって使用される ENVVAR dsn にコピーし、必要に応じてカスタマイズします。

    CA Audit で ENFSNMPM モニタを使用する予定がある場合は、CAW1SNMP の実行可能プログラムが格納される YourdeployHLQ.CAW0PLD と共に、eTrust DLL が格納されているライブラリが APF 許可されている必要があります。

  2. カスタマイズするサンプルとして、提供されている CAW0PROC ENFSNMPM プロシージャを使用します。
  3. CAIENF SNMP モニタを使用する場合は、DCM ENF Parm ステートメントを CAS9DCM4 データ コレクタに追加します。 CAS9DCM4 は YourdeployHLQ.CAW0DCM 内に提供されています。
  4. CAIENF SNMP モニタ スターティッド タスクに関連付けられたユーザ ID 用の セキュリティ OMVS セグメントを定義します(TCP/IP が使用されるため)。 セキュリティ パッケージに対する新しいユーザ ID を定義するか、すでに OMVS セグメントが定義されている既存のユーザ ID を使用することもできます。
  5. ENFSNMPM プロシージャに対して、有効な OMVS セグメントを持つ TSS ACID を定義します。 たとえば TSS ユーザ の場合は以下のように指定します。
    TSS ADD(stc) PROCNAME(ENFSNMPM) ACID(omvs)
    

    ここでは、プロシージャ ENFSNMPM をデフォルトの名前のままスターテッド タスクとして実行しており、OMVS がご利用の環境で使用する適切な ACID と仮定しています。

    これを適切に行わないと、理由コード x'90' の U4093 異常終了が発生します。

注: IPv6 サポートによって、ノード名や IP アドレスをさまざまな方法で指定できます。

IPv4 IP アドレスの例

141.202.65.31
141.202.66.11

ノード名の例

USILCA11

TCPIP11V

USI286ME.CA.COM

IPv6 IP アドレスの例

::1
fd00:7a06:0a20:0100:0000:0000:0000:0011..1086 
0000:0000:0000:0000:0000:ffff:c0a8:060b..1088