管理ガイド › ACE1 および ACE2（Aggregation and Correlation Engine） › デフォルト エンジンの管理

デフォルト エンジンの管理

ACE2 は ACE1 が発展したものです。 CA は、将来のリリースで ACE1 を廃止することを計画しています。 新しい機能は ACE2 に対してのみ開発されています。 ユーザがアップグレードしている場合、現在のメトリックでアップグレードの前に存在していたものはすべてこれまでどおり ACE1 によって計算されます。 新しいメトリックのみが ACE2 によって処理されます。 CA ではデフォルト エンジンとして ACE2 を使用することをお勧めします。

すべての契約関係者は ACE2 に割り当てられます。 これは、新規契約でのメトリック、および 8.0 にアップグレードする前に作成された既存の契約での新規のメトリックを含む、すべての新規メトリックが ACE2 に向けられることを意味します。 これは新たに追加されたメトリックだけに適用されます。 システムは、既存のコンテンツのマイグレーションを強制しません。

ACE1 をデフォルト エンジンとして使用する場合は、「IsACE2defaultengine」というシステム設定プロパティを 1 から 0 に変更します。 これにより、新規契約関係者が ACE1 に割り当てられることになります。

注： CA Business Service Insight をインストールすると、既存のすべての契約関係者は ACE2 に移動されます。 この値に 0 を選択してこの機能をオフにしても、契約関係者は ACE1 に戻りません。 その処理は手動で行う必要があります。

ACE 移行サービス

ACE 移行サービスは、ACE1 から ACE2 にメトリックの計算をマイグレートするためにバージョン 8.2 で CA Business Service Insight に追加されたインストール済みのサービスです。

このサービスにより、マイグレーション フェーズで発生するイベントに起因して必要となる再計算に関して、ACE2 にマイグレートされたメトリックに通知が行われます。

マイグレーションには 2 つの手順が必要です。

• ユーザ インターフェースから ACE2 にマイグレートするメトリックをマークします。 グローバル ルール テーブル内の "Assigned_PSL_instance_id" の ID が -1 に変わります。
• 必要に応じて、ACE 移行サービスによって関連するメトリックが処理され、再計算を含めた計算の開始日が設定されます。

注意： マイグレーションの開始時に ACE1 が計算を実行している場合、移行サービスはメトリックを（まだ）マイグレートせず、ACE1 は現在の計算を完了します。 これらのプロセスが競合することはありません。

マイグレーションの開始時に ACE1 が計算を処理している場合、移行サービスではなく、ACE1 が開始する再計算日付をマークします。 これらのプロセスが競合することはありません。

計算および 8.2 へのアップグレード

デフォルトでは、ACE2 はバージョン 8.2 へのアップグレード後に作成されたすべてのメトリックに割り当てられます。 マイグレーション処理は ACE2 が行います。 ACE1 エンジン（PSL_Writer）は、ACE2 へのマイグレーションを待機しているが、現在 ACE1 によって監視されているメトリックの再計算日付（存在する場合）をマークします。

T_global_rules 内のマイグレーション処理中に、以下のフラグが設定されます。

ACE 移行サービスの場合

このセクションでは、考えられる ACE 移行サービスの場合のリストを示します。

PSLWriter サービスを削除する場合

このセクションでは、「PSL_Writer サービスの削除」の場合のリストを示します。