前のトピック: サポートされるエンティティ

次のトピック: コンテンツ転送で作業を開始する方法

概念

コンテンツ転送機能は、変更の転送だけでなく、ある環境から別の環境へ新しいエンティティの転送をサポートします。 コンテンツ転送機能は、エンティティがソース環境で追加されたもので、新しいエンティティとしてローカル環境へ移動する必要があるのか、またはエンティティはすでに両方の環境に存在しているけれども、いずれか一方で更新されたものであるかを特定します。 コンテンツ転送機能は、エンティティの名前に基づいてエンティティを識別せず、内部のグローバル ユニーク ID(GUID)に基づいて識別します。 GUID は作成時に CA Business Service Insight 内のすべてのエンティティにそれぞれ関連付けられており、CA Business Service Insight データベースに格納されています。 これは、CA Business Service Insight のすべてのインスタンス全体で一意の ID です。 これにより、コンテンツ転送は、エンティティがすでに転送されたものかどうか識別することができます。 すでに転送されていた場合は、最後に転送された後で、いずれかの環境で変更があったかどうかも追跡できます。

このメカニズムにより、システムは 2 つの環境の競合を識別することができます。 競合には、同期競合と名前競合の 2 つのタイプがあります。 同期競合は、エンティティが最後に転送された後で、両方の環境で更新されたことを意味します。 名前競合は、同じではない(GUID が異なる)エンティティが、別の環境内に同じ名前で存在していることを意味します。 いくつかの複雑なシナリオでは、同じエンティティに対して同期競合と名前競合の両方が生じることがあります。 コンテンツ転送インターフェースは、さまざまな競合に対して解決のオプションを提供します。 1 つの環境でのみ変更を行い、次に、その変更をローカル環境に転送するという標準的なプロセスで作業する場合は、競合は発生しません。 競合、および競合の解決方法の詳細については、「競合」を参照してください。