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自動ホスト グループ割り当て条件の変更

CA Access Control エンタープライズ管理 では、オペレーティング システムのタイプなどの事前に定義されている条件を使用して、ホストが自動的にホスト グループへ割り当てられます。 デフォルトでは、CA Access Control エンタープライズ管理 により、ホストのオペレーティング システムに応じて、各ホストが自動的にホスト グループへ追加されます。 たとえば CA Access Control エンタープライズ管理 では、Windows Server 2003 R2 ホストは、「All Windows Hosts」および「Windows Server 2003 R2」のホスト グループへ自動的に割り当てられます。 ホストをホスト グループへ自動的に割り当てるために CA Access Control エンタープライズ管理 で使用される追加条件を指定できます。

自動ホスト グループ割り当て条件の変更方法

  1. エンタープライズ管理サーバで selang ウィンドウを開いて、DMS に接続します。
  2. 以下の selang コマンドを使用して、ホスト グループを編集し、割り当て条件を指定します。
    editres GHNODE host_group_name criteria+(attribute=value)
    
    editres GHNODE host_group_name criteria+(attribute!=value)
    
    editres GHNODE host_group_name criteria+(attribute=value)&&(attribute=value)
    
    editres GHNODE host_group_name criteria+(attribute1=value1)
    
    editres GHNODE host_group_name criteria+(attribute2=value2)
    
    editres GHNODE host_group_name criteria-(attribute=value)
    
    host_group_name

    この条件を割り当てるホスト グループの名前を指定します。

    attribute=value

    ホスト グループの割り当て属性および値を指定します。 このパラメータとして以下の値を使用できます。

    HNODE_IP=IP_address

    定義された IP アドレスが、CA Access Control エンタープライズ管理 によりホスト グループの割り当て条件へ追加されるように指定します。

    例: HNODE_IP=172.24.123.456

    NODE_TYPE={AC Windows | AC UNIX | AC UNAB}

    指定されたエンドポイント タイプが、CA Access Control エンタープライズ管理 によりホスト グループの割り当て条件へ追加されるように指定します。

    HNODE_VERSION={ACW | ACU | ACUNAB}:version

    定義されたエンドポイント バージョンが、CA Access Control エンタープライズ管理 によりホスト グループの割り当て条件へ追加されるように指定します。

    例: HNODE_VERSION=ACW:12.53

    この例では、バージョン 12.53.1178 の CA Access Control Windows エンドポイントが、CA Access Control エンタープライズ管理 によりホスト グループの割り当て条件へ追加されるように指定されています。

    ATTRIBUTES=("attribute")

    定義された属性情報が、CA Access Control エンタープライズ管理 によりホスト グループの割り当て条件へ追加されるように指定します。

    例: ATTRIBUTES=(Microsoft_Windows_Server_2003_R2)

    : 値フィールドにアスタリスクを指定できます。

    これで、指定したホスト グループの割り当て条件が変更されました。

例: バージョン別のグループへのホストの割り当て

この例では、CA Access Control バージョン 12.53 をインストールしている Windows ホストのみを自動的に割り当てるように、「All Windows 12.53 Hosts」という名前のホスト グループの割り当て条件を変更します。

editres GHNODE ("All Windows 12.53 hosts") criteria+(HNODE_VERSION=ACW:12.53)

例: タイプおよびバージョン別でのグループへのホストの割り当て

この例では、タイプ(ACUNIX)および CA Access Control のバージョン別にホストを自動的に割り当てるように、「All UNIX hosts」という名前のホスト グループの割り当て条件を変更します。

editres GHNODE ("All UNIX hosts") criteria+(NODE_TYPE=AC UNIX&&HNODE_VERSION=ACU:12.53)

例: タイプまたはバージョン別でのグループへのホストの割り当て

この例では、タイプ(UNAB)または UNAB のバージョン別にホストを自動的に割り当てるように、「All UNAB Hosts」という名前のホスト グループの割り当て条件を変更します。

editres GHNODE ("All UNAB Hosts") criteria+(NODE_TYPE=ACUNAB)
editres GHNODE ("All UNAB Hosts") criteria+(HNODE_VERSION=ACUNAB:12.53)

例: タイプ別でのホストの除外

この例では、タイプ AC UNIX のすべてのホストを自動的に除外するように、「Non UNIX Hosts」という名前のホスト グループの割り当て条件を変更します。

editres GHNODE ("Non UNIX Hosts") criteria+(NODE_TYPE!=AC UNIX)

例: 割り当てられた条件の削除

この例では、事前に「All Windows Hosts」という名前のホスト グループに対して割り当ててあった NODE_TYPE 条件を削除します。

editres GHNODE ("All Windows Hosts") criteria-(NODE_TYPE=AC Windows)

: ホストの有効な属性を表示するために、DMS 監査ファイルを表示し、ホストのハートビートを見つけることができます。 DMS 監査ファイルを表示するには、seaudit -a -fn pmd.audit コマンドを使用します。