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Oracle データベース向け追加情報

tnsnames.ora ファイルは、Oracle のデータベースに接続する場合のデータベース アドレスを定義する、クライアント向けの Oracle 構成ファイルです。 tnsnames.ora ファイルには複数のホスト名、ポート、サービス名、インスタンス名または SID が含まれる場合があります。

PUPM Agent では、$ORACLE_HOME と $TNS_ADMIN の環境変数を解決して、tnsnames.ora ファイルの完全パスを解決します。 環境変数は以下のレジストリ エントリ内に定義されています。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ComputerAssociates¥AccessControl¥Instrumentation¥PlugIns¥plugin¥EnvironmentVariables
プラグイン

接続の試行をインターセプトするプラグインの名前を指定します。

値: OCIPlg、ODBCPlg、OLEDBPlg

PUPM Agent は Oracle データベースへの接続の試行をインターセプトするたびに、tnsnames.ora ファイルを解析します。 ファイルに、これらすべての属性の複数の値が含まれている場合、PUPM Agent により、可能な属性の各組み合わせに対して個別のネットワーク セットが作成されます。 PUPM Agent は、ネットワーク セットと最も一致する特権アカウントのパスワードを取得した CA Access Control エンタープライズ管理 にネットワーク セットをすべて送信します。

例: tnsnames.ora ファイル内のネットワーク セット

以下は tnsnames.ora ファイルの例です。

SAMPLE_INSTANCE=
 (DESCRIPTION= 
   (SOURCE_ROUTE=yes) 
   (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=host1)(PORT=1630))    # hop 1 
   (ADDRESS_LIST=  
     (FAILOVER=on) 
     (LOAD_BALANCE=off)                                # hop 2 
     (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=host2a)(PORT=1630)) 
     (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=host2b)(PORT=1630)))
   (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=host3)(PORT=1521))    # hop 3
   (CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=Sales.example.com)))

PUPM Agent はこの tnsnames.ora ファイルを解析すると、CA Access Control エンタープライズ管理 に以下のネットワーク セットを送信します。