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メッセージ キュー SSL キーストアのパスワードの変更

メッセージ キューの SSL キーストアには、メッセージ キューが SSL 通信で使用するサーバ証明書が格納されます。 メッセージ キュー SSL キーストア用のパスワードを変更する際は、サーバ証明書を署名する公開鍵/秘密鍵のペアを更新します。

組織のセキュリティ ポリシーおよびパスワード ポリシーに対応するため、メッセージ キュー SSL キーストアのパスワードを定期的に変更する必要がある場合があります。

メッセージ キュー SSL キーストアのパスワードを変更する際は、以下の点に注意します。

重要: 企業で複数の配布サーバを持っている場合は、まずエンタープライズ管理サーバにインストールされた配布サーバ上でパスワードを変更し、次に、他の配布サーバ上でパスワードを変更します。 メッセージ キューは、配布サーバの一部です。

メッセージ キュー SSL キーストアのパスワードを変更する方法

  1. CA Access Control メッセージ キュー サービスを停止します。
  2. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、以下のディレクトリに移動します(JDK は Java Development Kit をインストールしたディレクトリです)。
    JDK/bin
    
  3. 以下のコマンドを実行します。
    keytool -genkey -keyalg RSA -keysize 1024 -keystore "keystore.p12" -storetype PKCS12 -dname "cn=acmq" -alias acmq -storepass "password" -keypass "password"
    
    -genkey

    コマンドによって鍵のペア(公開鍵と秘密鍵)を作成することを指定します。

    -keyalg RSA

    鍵のペアの生成に RSA アルゴリズムを使用することを指定します。

    -keysize 1024

    生成される鍵のサイズが 1024 ビットであることを指定します。

    -storetype PKCS12

    生成される鍵が PKCS12 ファイル形式であることを指定します。

    -dname "cn=acmq"

    生成される証明書の X.500 識別名が acmq であることを指定します。 この名前は、証明書の発行者と所有者のフィールドで使用されます。

    -alias acmq

    acmq という名前のキーストア エントリを更新することを指定します。

    -storepass "password"

    メッセージ キュー SSL キーストアを保護するパスワードを指定します。 このパスワードは、-keypass パラメータに指定したパスワードと同一である必要があります。

    -keypass "password"

    新しい鍵のペアの秘密鍵を保護するパスワードを指定します。 このパスワードは、-storepass パラメータに指定したパスワードと同一である必要があります。

    keytool ユーティリティは、メッセージ キュー SSL キーストア用のパスワードを変更します。

  4. 以下のディレクトリに移動します(DistServer は配布サーバをインストールしたディレクトリです)。
    DistServer/MessageQueue/tibco/bin/ems
    
  5. 以下のコマンドを実行します。
    tibemsadmin -mangle password 
    

    SSL キーストア用のパスワードが暗号化されます。