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seosd デーモン

UNIX で該当

CA Access Control 認証デーモンです。 seosd は、実行可能ファイルであり、CA Access Control の主要なデーモンです。 デーモンは、制御 TTY および親プロセスの両方から切り離されたプロセスです。 CA Access Control デーモンは、リソースへのアクセスを許可または拒否するために必要な実行時の決定を行います。

seosd を起動できるのは root ユーザのみであり、seosd を停止できるのは ADMIN 属性または OPERATOR 属性を持つユーザのみです。

CA Access Control デーモンは、データベースを開き、読み込みおよび更新を行います。 CA Access Control デーモンの実行中は、その他のプロセスがこのデータベースにアクセスすることはできません。 また、CA Access Control デーモンは、CA Access Control の監査ファイルやトレース ファイルなどの重要なファイル、および必要に応じて CA Access Control バイナリ ファイルに対する書き込み、削除、または名前変更のアクセスをブロックします。

以下の条件の一方または両方を満たす場合にのみ、seosd 実行可能ファイルはデーモンになります。

これらの条件のいずれにも当てはまらない場合、seosd は通常のプロセスのまま起動した端末に接続されます。

起動時には、seosd は以下のプロセスも起動します。

これらの CA Access Control デーモンが実行されると、デーモンの初期化が完了します。 初期化後、これら 3 つのデーモンが維持する一種のハンドシェイク プロトコルによって、3 つのデーモンすべてがアクティブかつ応答していることが保証されます。 これらのデーモンのいずれかが停止していることが検出されると、他の 2 つのデーモンのいずれか一方が、停止しているデーモンを自動的に再起動します。

このコマンドの形式は以下のようになります。

seosd [‑d|argument]

注: 引数を指定せずに seosd を入力すると、seosd はデーモンとして実行されます。

argument

無視されます。 ただし、引数を指定した場合、seosd は通常のプロセスとして続行されます。

-d

seosd はデーモンとして実行され、強制的に trace_file にトレースされます。