すべての環境で有効
hosts コマンドは、selang コマンドを受け取るホストまたは Policy Model を指定します。 このコマンドを使用すると、名前が異なるリモート CA Access Control コンピュータにも接続することができます。したがって、ローカル CA Access Control サービスが実行されていなくてもコンピュータのリモート管理が可能です。 デフォルトでは、すべての selang コマンドがローカル ホスト上のデータベースに送信されます。
ホストに送信するコマンドを実行する場合は、その前に hosts コマンドを実行する必要があります。
ローカル ホストからリモート ホスト データベースを管理(更新)するユーザは、以下の条件のいずれかを満たしている必要があります。
現在使用可能なすべてのホストおよび PMDB を一覧表示するには、パラメータを指定せずに hosts コマンドを指定します。
注: CA Access Control では、別名ではなく正規のホスト名を使用してホストを保護します。 別名を使用することで起こる混乱を回避するために、別名に対して HOST ルールを定義すると警告が発行されます。 同様に、CA Access Control では、完全修飾名を使用せずに HOST を定義すると、警告が発行されます。これは、CA Access Control では、完全修飾名(コンピュータ名.会社名.com など)でホストを識別するためです。
このコマンドの形式は以下のようになります。
hosts [{systemIds|policyModel@[hostname]}]
selang コマンドの実行対象であるホストのシステム ID を指定します。 複数のホストを指定する場合は、システム ID のリストを丸かっこで囲み、各システム ID をスペースまたはカンマで区切ります。
selang コマンドの実行対象である Policy Model のアドレスを指定します。 複数の Policy Model を指定する場合は、Policy Model のアドレスのリストを丸かっこで囲み、Policy Model の各アドレスをスペースまたはカンマで区切ります。
hostname の指定がない場合、CA Access Control はローカル ホスト上の PMDB に接続しようとします。
注: ホストを明示的に指定するより Policy Model を使用する方が優れている点は、Policy Model が格納されているシステムが、Policy Model に定義されているすべてのシステムを、現在使用できないシステムも含めて、継続的に更新しようとすることです。 Policy Model の詳細については、お使いの OS に対応する「エンドポイント管理ガイド」を参照してください。
例: ユーザまたはグループに対するリモート ホスト更新の許可
ローカル データベースからリモート ホスト データベースを更新する権限をユーザに与えるには、リモート ホスト上で以下のコマンドを入力します。
authorize TERMINAL local_host uid( user_name) access(write)
ローカル データベースからリモート ホスト データベースを更新する権限をグループに与えるには、リモート ホスト上で以下のコマンドを入力します。
authorize TERMINAL local_host gid(group_name) access(write)
例: リモート Policy Model への selang コマンドの適用
後続のすべてのコマンドを端末 h1 上の Policy Model に適用するには、以下のコマンドを入力します。
hosts Policy@h1
Policy@h1 への接続が確立されると、次のメッセージが表示されます。
接続に成功しました。
これ以降に入力するすべてのコマンドは、ローカル ホストではなく Policy@h1 に送信されます。 selang プロンプトが次のように変わります。
Remote_AC>
例: リモート ホストへの selang コマンドの適用
以降のコマンドをすべて端末 athena に適用するには、以下のコマンドを入力します。
hosts athena
athena への接続が確立されると、以下のメッセージが画面に表示されます。
(athena) Successfully connected 情報: ターゲット ホストのバージョンは 2.50 です。
入力するすべてのコマンドは athena に適用され、ローカル ホストには送信されません。 次の例のように、新しいユーザを追加すると、ユーザは athena のみに追加されます。
Remote_AC>newusr steve (athena) USER steve の作成に成功しました。
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