CA Access Control をデプロイするときは、環境の階層を考慮する必要があります。 多くのサイトで、ネットワークにはさまざまなアーキテクチャが採用されています。 trusted プログラムのリストなど、一部のポリシー ルールはアーキテクチャに依存します。 一方、ほとんどのルールは、システムのアーキテクチャに関係なく適用されます。
階層を使用すると、両方の種類のルールを適用できます。 アーキテクチャに依存しないルールをグローバル データベースで定義し、そのグローバル データベースのサブスクライバ PMDB で、アーキテクチャに依存するルールを定義できます。
注: ルート PMDB とそのすべてのサブスクライバは、環境の物理的ニーズに応じて、同じコンピュータ上に存在することも、別々のコンピュータ上に存在することも可能です。
例: 2 層のデプロイ階層
以下の UNIX の例は、少し変更して Windows アーキテクチャにも適用できます。
この例では、サイトは IBM AIX システムと Sun Solaris システムで構成されています。 IBM AIX の trusted プログラムのリストは Sun Solaris でのリストとは異なるため、アーキテクチャの依存関係を考慮した PMDB が必要です。
複数アーキテクチャに対応した PMDB をセットアップするには、PMDB を以下のようにセットアップします。
pm_aix および pm_solaris という PMDB は、whole_world という PMDB のサブスクライバです。 サイト内のすべての IBM AIX コンピュータは pm_aix のサブスクライバです。 サイト内のすべての Sun Solaris コンピュータは pm_sol のサブスクライバです。 この概念を以下の図に示します。

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