以下の手順は、一般的なファイル サーバ レプリケーション シナリオの作成を示しています。 Exchange や SQL Server など、特定のアプリケーション別にカスタマイズされたシナリオに関する手順の詳細については、該当する「CA ARCserve RHA 操作ガイド」を参照してください。
新規ファイル サーバ レプリケーション シナリオの作成方法
ボタンをクリックします。
シナリオ作成ウィザードの「ようこそ」画面が表示されます。

「ようこそ」画面で、新しいシナリオの作成を選択し、シナリオ グループに新しいシナリオを割り当てることができます。 「ようこそ」画面では、新規シナリオを直接作成するか、テンプレートから作成するか、または新規テンプレートを作成するかを選択できます。 テンプレートの作成の詳細については、「テンプレートの使用」を参照してください。
注: 新しいシナリオを作成している間に、他のマネージャ機能にアクセスする場合は、シナリオ作成ウィザードを最小化し、後で戻ることができます。 シナリオ作成ウィザードはシナリオ ビューにバインドされています。 ビューを切り替えた場合、ウィザードは自動的に最小化されます。
[サーバおよび製品タイプの選択]画面が表示されます。

この画面には、取得した CA ARCserve RHA のライセンスに応じて、利用可能なサポートされているアプリケーションおよび製品タイプのリストが表示されます。
[マスタおよびレプリカ ホスト]画面が表示されます。
![[マスタおよびレプリカ ホスト]画面でシナリオのサーバを指定します](o1217452.png)
この画面では、保護するホスト(マスタ)、およびレプリケートされたデータを保持するホスト(レプリカ)を指定します。
[ホスト上の CA ARCserve RHA エンジンを検証]オプションを有効にした場合は、[エンジン検証]画面が開きます。 前の画面で指定されたマスタ ホストとレプリカ ホストの存在および接続性が確認されます。 接続が確認されたら、エンジンが各ホストにインストールされているかどうかがチェックされます。 マネージャへのログインに使用したユーザ認証情報が、リモート ホストの操作に必要な情報と異なる場合、サーバのステータスは「接続していません」と報告されます。 選択したホストごとにユーザ認証情報の入力が求められます。 入力したら、検証が繰り返されます。

以下のいずれかを行います。
[インストール]をクリックすると、CA ARCserve RHA エンジン サービスのログオン アカウント認証情報を入力するよう求められます。
[マスタ ルート ディレクトリ]画面が表示されます。
![[マスタ ルート ディレクトリ]画面が表示されます。](o1217458.png)
この画面には、マスタ サーバ上のディレクトリとファイルが表示されます。 これらのディレクトリとファイルはレプリケートおよび保護することのできるデータです。 共通のパスを持つデータは、自動的に 1 つのディレクトリに集約されます。
マスタ サーバおよびレプリカ サーバのルート ディレクトリを選択するときは、ルート ディレクトリ名とサブディレクトリ名の合計の文字の長さが 1024 文字(半角)を超えないようにしてください。
左側でドライブまたはディレクトリを選択すると、そのコンテンツが右側に表示されます。 ワイルドカードを使用してレプリケートするデータをフィルタできます。その場合は、[ファイル フィルタ]セクションで該当するオプションを選択し、その下のフィールドに式を入力します。 詳細については、「マスタ ディレクトリ ファイルのフィルタ」を参照してください。
マウント ポイントのレプリケーションに成功するためには、エンジンが実行を開始する前に、これらのファイルがマスタに追加されている必要があります。 エンジンがすでに実行されているときにマスタ ルート ディレクトリにマウント ポイントを追加した場合、エラーは表示されませんがレプリケーションは開始しません。 この場合、レプリケーションを開始するには、エンジンを再起動する必要があります。
[次へ]をクリックします。 [レプリカ ルート ディレクトリ]画面が表示されます。
![[レプリカ ルート ディレクトリ]画面が表示されます。](o1217459.png)
ウィザードでは、レプリカ ルート ディレクトリがマスタ ルート ディレクトリと同じになるよう自動的に設定されます。 この設定をそのまま使用する場合、レプリカ サーバとマスタ サーバのドライブ文字が同じであり、レプリカ上で選択したディレクトリに保存するデータが含まれていないことを確認してください。
「レプリカ ルート ディレクトリの選択」で説明したように、デフォルトの設定はウィザードを使用しないで変更することができます。 レプリカ ルート ディレクトリをすぐに変更する場合は、指定されているディレクトリ パスをダブルクリックすると、[レプリカ ディレクトリの参照と選択]画面が開きます。 新規ディレクトリを選択し、[OK]をクリックして[レプリカ ルート ディレクトリ]画面に戻ります。
ディレクトリを直接入力することもできます。 入力した名前が存在しない場合は自動的に作成されます。
[次へ]をクリックします。 [シナリオのプロパティ]画面が表示されます。
![[シナリオのプロパティ]が表示されます。](o1217460.png)
![[マスタとレプリカのプロパティ]画面が表示されます](o1220087.png)
スプール プロパティを変更する場合は、その前に必ずスプール情報を確認する必要があります。
[次へ]をクリックします。 [シナリオの検証]画面が表示されるまで待ちます。

すべてのエラーおよび警告が解決されたら、[次へ]をクリックします。 [シナリオ実行]画面が表示されます。
![[シナリオ実行]画面が表示されます。](o1220093.png)
注: 使用しているデータベースのサイズおよびネットワーク帯域幅に応じて、同期には時間がかかる場合があります。 必要に応じて「オフライン同期」を選択することもできます。 詳細については、「同期方法」を参照してください。
[今すぐ実行]を選択した場合、同期が完了した時点でユーザに通知されます。 この時点では、リアルタイム レプリケーションは操作可能で、レプリケーション シナリオはアクティブになっています。
同期レポートが生成されます。 レポートの表示については、「レポートの表示」を参照してください。