CA ARCserve® D2D r16 Update 2 リリース ノート
1.0 説明
1.0 説明
この更新には、CA ARCserve D2D r16.0
の品質およびパフォーマンスを向上させるための変更および拡張機能が含まれています。
修正された問題
- この更新により、バックアップ
ジョブの開始時に前回のバックアップの試行がキャンセルされた場合、ジョブが失敗する問題が解決されます。
この問題は、CA ARCserve D2D
が前回の未完了のバックアップ
セッションを削除しようとし、同時に次のバックアップ
ジョブが起動しようとすることによって発生しました。
- この更新により、バックアップ セッション
データからの一部のファイルが別のプロセスによってロックされた場合に
BMR
プロセスが予期せず終了する問題が修正されます。
この問題は、ログ
メッセージが出力されるときの別の問題によって発生したもので、現在は修正されています。
拡張機能
- CA ARCserve D2D の機能が拡張され、CA ARCserve RHA
との統合が強化されました。
- マージ/パージ操作が何らかの理由により途中で停止した場合、CA
ARCserve D2D UI
で参照可能なセッションからファイルを復旧できるようになりました。
また、マージ/パージ操作を続行せずに BMR UI
で参照可能なセッションから BMR
を実行できるようになったので、復旧時間を短縮できます。
- ファイル レベル復旧/BMR
が実行されている場合、ファイルの一部が別のプロセス(CA
ARCserve RHA
レプリケーションなど)によって占有またはロックされていると、ジョブが失敗し、エラー
メッセージがアクティビティ
ログに記録され、特定のファイルにアクセスできないことが通知されるようになりました。
既知の問題
CA ARCserve D2D
に関連する以下の問題がこの更新に存在していることが判明しています。
- マージ/パージ
プロセスが失敗した場合、ホーム画面の[保護サマリ]に表示されるフル
バックアップ サイズが正しくなりません。
この問題は、次の成功したマージ/パージ操作が完了すると自動的に修正されます。
設計上の制限
この更新には、CA ARCserve RHA と CA ARCserve D2D
の統合が含まれるシナリオに関連する以下の設計上の制限が存在していることが判明しています。
- CA ARCserve D2D バックアップ先が NAS
共有に設定されている場合、CA ARCserve RHA
統合はサポートされません。
- RHA 統合では、CA ARCserve D2D
バックアップ先の変更はサポートされていません。
- ホスト ベース VM バックアップ先の場合、各
VM バックアップ先のレプリケーション
シナリオを設定する必要があります。
- レプリケーション
シナリオが停止した場合、およびマージ/パージがホスト
ベース VM
バックアップ先で発生した場合、シナリオの再開後に完全な同期が発生します。
- マージ/パージ
プロセス中、マージ/パージが実行されているセッションからファイルのリストアまたは
BMR
をサブミットしようとした場合、リストア/BMR
操作は失敗します。 対応するエラー
メッセージがアクティビティ
ログに記録されます。
- 複数の CA ARCserve D2D
サーバがバックアップ先として同じネットワーク共有を使用している場合、CA
ARCserve D2D
サーバごとに個別のシナリオを設定する必要があります。
- CA ARCserve RHA
がマスタとレプリカの間で同期または再同期プロセスを開始した場合、レプリカ上のデータの一貫性は保証されません。
このため、すべての同期または再同期が正常に完了するまで、CA
ARCserve D2D
バックアップをレプリカからリストアできません。
更新は、以下の場所からダウンロードできます。
http://rmdmdownloads.ca.com/D2DUpdates/D2D/r16/updates/RI37861.exe
最新の BMR ISO
イメージは、以下の場所からダウンロードできます。
http://rmdmdownloads.ca.com/ARCserveD2D/r16/D2DBMR/D2DBMR.iso
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