早見表 |
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カタログ |
システム |
カテゴリ |
データベース アプライアンス |
ユーザ ボリューム |
あり |
最小 メモリ |
288 MB |
OS |
Linux |
制約 |
なし |
ORACLE は、Oracle Database Server 10g R2 Express Edition(http://www.oracle.com/technetwork/database/express-edition/overview/index.html)に基づいたデータベース アプライアンスです。 任意のアプリケーションにデータベースを簡単に追加できる方法を提供します。 ORACLE は、自由に開発、展開、配布することができるフットプリントの小さいエントリーレベル データベースです。管理者にも負担をかけません。 Oracle Database XE は以下のユーザ向けの優れたエントリーレベル データベースです。
Oracle Database XE では、実証済みの業界を主導する強力なインフラストラクチャでアプリケーションを展開し、必要に応じて、高価で複雑なマイグレートなしでアップグレードできます。
ORACLE は、各 ORACLE インスタンス上で設定できるアプリケーション定義ボリューム上にデータベースを格納します。 空のボリュームで起動されると、ORACLE は空のデータベース インスタンスを作成します。 ORACLE データベース ボリュームは複数の ORACLE インスタンス間で共有できません(ORACLE インスタンス当たり 1 つのデータベース ボリューム)。
ORALCE クライアントは、in 端子を通じて設定されたデータベースにアクセスします。 データベース リクエストは、同じ端子で処理されて完了し元に戻ります。 ORACLE では、任意の有効な Oracle ユーザが in 端子を通じてデータベースにアクセスできます(アプライアンスには 2 つの設定済みスーパーユーザ役割があります: 標準の「SYSTEM」と「SYS」)。 ORACLE は、in 端子を通じてサポートされる最大数の同時接続で設定できます。
ORACLE では、log 端子を通じてアクセスできるデータベース ログの管理も行えます。 ログはデータベース情報およびエラー ログ記録を追跡するのに役立ちます。 また、さまざまなデータベース統計とデバッグ情報を有効にして、データベース アクセス パターンのプロファイリングおよび問題/エラーの診断を促進することもできます。
名前 |
最新バージョン |
OS |
ORACLE |
注 |
ORACLE |
1.0.1-1 |
CentOS 5.5 |
10g R2 XE |
|
リソース
リソース |
最小 |
最大 |
デフォルト |
CPU |
0.1 |
4 |
0.4 |
メモリ |
288 MB |
4G |
512 MB |
帯域幅 |
1 Mbps |
2 Gbps |
250 Mbps |
注:
ORACLE は任意のシステム リソースで開始できますが、XE は 4GB までのユーザ データを格納し、最大 1GB のメモリを使用します。また、ホスト アプライアンス上で 1 つの CPU を使用します。
端子
名前 |
方向 |
プロトコル |
説明 |
in |
in |
任意 |
クライアントから Oracle データベース リクエストを受信します。 |
ui |
in |
HTTP |
クライアントから Oracle Web GUI リクエストを受信します。 |
log |
out |
CIFS |
エラー ログを格納するためのリモート ファイル システムにアクセスするために使用されます。 使用しない場合、この端子は未接続のままにできます。 |
mon |
out |
CCE |
パフォーマンスとリソースの使用状況統計を送信します。 この端子は未接続のままにできます。 |
デフォルト インターフェースは有効です。 診断およびトラブルシューティング(SSH を介して)用です。 このアプライアンスの将来のバージョンでは SSH アクセスが無効になる可能性があります。
ボリューム
ボリューム |
説明 |
data |
データベース データ ストレージ用のボリューム。 |
swap |
SWAP-memory ストレージ用のボリューム。 |
注:
スワップ ボリュームは ORACLE インスタンスに排他的に使用する必要があります(他のアプライアンスと共有できない)。 最小 1.5GB のサイズ
プロパティ
ORACLE プロパティはいずれもファイル名とパスを除いて大文字と小文字を区別しません。
プロパティ名 |
タイプ |
説明 |
http_port |
整数 |
ui 端子を通じて ORACLE GUI にアクセスするためのポート。 デフォルト: 8080 |
listener_port |
整数 |
in 端子を通じて ORACLE データベースにアクセスするためのポート。 デフォルト: 1521 |
sys_password |
文字列 |
管理アカウント(SYS と SYSTEM)用のオラクル パスワード。 デフォルト: manager。 |
timezone |
文字列 |
アプライアンスで使用されるタイムゾーンを指定します。 このプロパティが空の場合、タイムゾーンは変更されず、現状のものが使用されます。 サポートされているタイムゾーンのリストはここで参照できます 。 デフォルト: 空 |
プロパティ名 |
タイプ |
説明 |
logs_enabled |
文字列 |
ORACLE で log 端子からそのログを送信するかどうかを制御します。 有効な値は on および off です。 on に設定されている場合は、log 端子を接続する必要があります。 off に設定されている場合、ログ記録は使用されません。 デフォルト: off |
注: ログ記録が有効で、log 端子が接続されていない場合、ORACLE アプライアンスは起動に失敗します。
カスタム カウンタ
ORACLE アプライアンスは mon 端子を介して以下のカスタム カウンタをレポートします。 これらのカウンタは ORACLE カウンタ グループに属します。
カウンタ名 |
説明 |
現在のログオン数 |
現在のログオンの数 |
User Commits |
ユーザ コミットの総数 |
User Calls |
ユーザ呼び出しの総数 |
ユーザ ロールバック数 |
ユーザ ロールバックの総数 |
物理読み取りバイト総数 |
物理読み取りバイトの総数 |
物理書き込みバイト総数 |
物理書き込みバイトの総数 |
開いているカーソル数 |
現在開いているカーソルの数 |
トランザクション ロールバック総数 |
トランザクション ロールバックの総数 |
OS ページ リクレーム数 |
OS ページ リクレームの総数 |
OS ページ フォールト数 |
OS ページ フォールの総数 |
OS スワップ数 |
OS スワップの総数 |
発生した可能性がある起動時エラー
アプライアンスの起動に失敗した場合、以下の内容のエラーがシステム ログにログ記録される場合があります。
エラー メッセージ |
エラー: ログ共有をマウントできませんでした。 |
エラー: 「データ」ボリュームのサイズは 2GB 以上である必要があります。 |
エラー: 「スワップ」ボリュームのサイズは 1500MB 以上である必要があります。 |
エラー: vme が見つかりません。 |
エラー: ORACLE を事前設定できませんでした。 |
エラー: ORACLE をインスタンスをセットアップできませんでした。 |
データベースの設定に失敗しました。 詳細についてはログを参照してください。 |
エラー: ORACLE を起動できませんでした。 障害の詳細については、ORACLE 内の /var/log/appliance/log ログ ファイルを参照してください |
エラー: 設定後スクリプトを ORACLE で実行できませんでした。 |
エラー: XXX タイムゾーンをセットアップできませんでした。 |
ユーザに注意を呼びかける必要がある重大エラーが検出された場合、ORACLE は、以下のようにグリッドのダッシュボードにメッセージをログ記録します。
メッセージ |
説明 |
データ ボリュームの空き容量が 5% 未満です。 |
ORACLE アプライアンス上のデータ ボリュームの空き容量が 5% 未満です。 ボリュームのサイズを拡張することをお勧めします。 |
データ ボリュームの空き容量が 1% 未満です。 |
ORACLE アプライアンス上のデータ ボリュームの空き容量が 1% 未満です。 すぐに対応する必要があります。データ損失が発生する可能性があります。 |
ディスク空き容量がしきい値を下回ると、これらのメッセージは、1 回のみログ記録されます。
シンプルな 2 層アプリケーション(Web データベース アプリケーション)
以下の図は、単純なクエリを実行する多くのユーザ向けの 2 層 Web アプリケーション内の ORACLE アプライアンスの典型的な使用状況を示しています。
使用中のアプライアンス:
クライアント リクエストは usr ゲートウェイ上に着信します。 ゲートウェイは、リクエストに対応する Web サーバにリクエストを転送します。 srv 上のスクリプト(たとえば Perl または PHP)は、永続データにアクセスする必要があるときに、db 端子を介して db アプライアンスを使用します。
この例では、db とともに使用されるデータベースは読み取り専用ではなく、多くのユーザが srv を通じてアクセスして、単純なクエリを実行できます。 そのため、db は 512MB のメモリを使用するように設定されます。 また、データベースは、データベース エラー ログ ファイルを保持しません(log 端子は接続されない)。
注: データ ボリュームも db 上で設定する必要があります。コンテンツ ボリュームは srv 上で設定する必要があります。 ここで使用できるアプリケーション ボリュームを作成するには、「ユーザ ボリューム」オンライン ヘルプ トピックを参照してください。
アプライアンス内でオープン ソース/サードパーティ ソフトウェアを使用
アプライアンスのベース クラス(LUX5)にあるそのソフトウェアに加えて、以下のオープン ソース サードパーティ ソフトウェアを使用します。
ソフトウェア |
バージョン |
変更 |
ライセンス |
Oracle-xe-univ |
10.2.0.1-1.0 |
なし |
オラクル社 |
bc |
1.06-21 |
なし |
GPLv2 |
libaio |
0.3.106-5 |
なし |
LGPL |
samba-client |
3.0.33-3.29.el5_5.1 |
なし |
GPLv2 |
samba-common |
3.0.33-3.29.el5_5.1 |
なし |
GPLv2 |
libsmbclient |
3.0.33-3.29.el5_5.1 |
なし |
GPLv2 |
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